歌を取り戻して | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



今年のとぶくじら

ミュージカルのテーマは、

「闇に光を、心にはあたたかさを」です。


コロナ禍で楽しいことがなくなって、

先が見えなくなって、

人が怖くなって、

口を閉ざされ、

距離を取り、

みんなが集えなくなって…


やっと、

コロナウイルスと共生の道が見え、

いろいろ緩和されてきたけれど、

あの時に閉ざされた、

たくさんのものの中に、

闇が育ってしまっています。


それが、

子どもの成長の中で、

大きなハードルになってくるでしょう。


マスクを外して素顔が見せられなかったり、

仲良し以外の人とは

話さないようになったり、

人との距離感が難しかったり…


コロナ禍が終わろうとも、

そのあたりは簡単に

変わりはしないでしょう。


中でも心配なのは、

歌を歌わなくなっていること。


今日もミュージカルの指導中に、

踊りは言えばどんどん上手くなるのに、

歌はなかなか

歌えなくなっていることに気づきました。


歌いながら踊る、が、

とぶくじらの子は

あんなに好きだったのに!


マスクしたまま

歌って踊ると苦しいし、

部屋を借りる規定はまだ、

歌っている時は、

マスクつけてなきゃいけないし、

体を動かすなら、

声を出しちゃいけないし… 


歌に励まされてがんばる記憶。


辛い時、

大きな声で歌いながら、

腕を大きく振って、

大股で歩いて、

勇気を取り戻すような。


寂しい時、

歌いながら、

布団の中でまる虫になって

自分をあたためたような。


迷う時、

歌いながら歌詞に励まされて、

道を決めたような。


他にもたくさん。


歌は心の先に、

自分を連れて行ってくれる光です。


子どもたちに歌を取り戻してほしいな。


全身で歌う喜びや楽しさを。


そんな

闇に光を、心にはあたたかさを

取り戻す子どもミュージカル。


本番まで、上演まであと少し。

チケットも、完売まであと少し。