地球は青かった | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



宇宙に行ったことがある人は、

「地球は青かった」と、言います。


あの青を見るために、

宇宙飛行士さんは、

どれほどきつい訓練をしてきたか、

どれほどの大変さを乗り越えたことか。


それを聞いた人は、

どれくらいその大変さを思うんだろう。


いいなぁ、宇宙に行けて。


人ごととしてしか、

思わないだろうか。


その景色を見ることができるのは、

そのために超えてきたものが

ある人だけだ。


山小屋から見る星空や朝焼けも、

そこに行かなきゃ、

けして見れない景色。


私は子どもたちの中で、

他の大人が見ることができないような、

面白いところをたくさん

味わっている。


日々、感動して、

幸せだけれど、

やっぱり乗り越えたから見える景色。


いつもパワフルで元気だねって、

言われるけど、

そういうモチベーションを

自分に作り続けている。


これは結構大変で、

人の見えないところで

たくさん乗り越えている。


子どもの世界の中にしか見えない

景色を見るために。


私は親にはなれなかったけど、

親になれた人には、

本当はたくさん見てほしい。


子どもの頃にしか見えない、

我が子との景色。


大変だし、

自分の時間はなくなるし、

やりきれない時もあるんだろうけど、

我が子と見る景色は、

我が子としか見れない。


楽しくパワフルな親に

なってほしいとかじゃなく、 

子どもを見る時間を持ってほしいなと

思う。


それはそれで、

素晴らしい景色なはずだから。


フッと

引いた目で我が子を見たら、

「うちの子はすごかった」って、

見えるはずだから。


今の成長は、

今そこにある。


私はたくさんたくさん

子どもに見せてもらえる。


どれだけ本を読んでいても、

練習の内容が頭に入ってる少年のがんばり。


練習はふざけてても、

私の荷物の片付けに燃える少年。


静かに私の荷物を持ってくれる少女。


練習会場に毎回、

走ってきてくれる少女。


ひたむきに練習する子。


みんなとおしゃべりしながら、

みんなをあたたかくしてくれる子…


みんな、みんな、

それぞれの場所で、

そこを大切に育ててくれている。


子どもの中で見える景色は、

時に厳しいけど、

いつも、あたたかい。