今日もとぶくじらの練習は、
楽しく終わりました。
今日はサメ役を集めて
衣装をみせてデザインについて
話し合いをしました。
わりとサメっぽく
ヒレやシッポをつけたバージョンと、
フェイクレザーのデザイン重視のベスト。
男の子ってなににこだわるか、
女兄弟しかいない私には、
ちょっとわかりづらいから、
見せて相談することにしたのです。
意見は真っ二つに分かれて、
それぞれがそれぞれの考えを
とりあえず言ってみる。
あとは、その意見のものを
私が作れるか、
演出意図に逸脱してないか伝えて、
擦り合わせていきます。
いろいろ意見は聞きましたが、
こだわりがある子には熱意があるのか、
だんだんその子の意見でまとまって
いきました。
どっちのいいところも分析してくれて、
そのうえで意見を言う優しい子たちは、
だんだんとその子の意見に合わせてくれて、
フェイクレザーに決定。
作るのは私だけど、
着る人たちが気持ちよく着て、
舞台に立ってほしいから、
多少のワガママは聞き入れます。
どうしてもズボンに黒を入れてほしい子、
昔から、衣装へのこだわりがあるから、
その意見は採用しようと、
「分かった。ラインをいれるわ」というと、
「すいませんね」と、謝ってきました。
「あら?
衣装の直しを依頼する時、
謝ること、覚えたの?!」
と、
冗談まじりにいうと、
「大変なこと言ってるのは、
分かってますから」だって。
あらまあ、可愛い!
分かったうえで、なお、
直してほしいなら、
がんばろうじゃないの!
ワガママって、
大人になるほど、
言いづらくなるんだから、
言えるうちは言っておこう。
自分の気持ちに
早く蓋をすることを覚えないほうがいい。
と、私は思います。
…とは、言いつつ、
意見が通らず、
我慢する子もいるけど、
その子の意見は、
また、別の場面で活かすから、
どうか、ワガママ言うのをやめないで。
だって、ワガママは、
伝えたい気持ちがあるってこと。
ステージから客席に
メッセージがあってこそ、
セリフは伝わるし、
内容もしみていきます。
だからこそ、
ワガママになってもいいから、
まずは、
キミの伝えたい気持ちを言ってみて!