今日、ステキな贈り物をもらいました。
『美女と野獣』の音楽が鳴り、
薔薇が光るオブジェです。
それから
かわいいメモ帳を、
また別の方にいただきました。
すごくすごく嬉しくて、
帰ってから、ちょっぴり涙が出ました。
コロナ禍でミュージカルをするのは、
実はすごく大変です。
本番はいつ、
劇場が使えなくなって
できなくなるかわからない。
練習会場が急に借りれなくなったり、
人数制限があったり、
大きな声は出せないし、
人との触れ合いも難しい。
マスクしたまま声を出して、
ミュージカルの練習をするのも、
かなりの体力が消耗します。
辞めた方がいいんじゃないの？
今はみんなじっと耐える時じゃない？
こどもを守ってると言えるの？
なんて、社会の批判を
受けることもあります。
でも、子どもの一分一秒は
大人の一年よりも大きな時間だと
私は思います。
その経験が、
今感じていることが、
彼らの価値観になっていきます。
大人になった時、
制限されたら動けない、とか、
病んでいくだけじゃなく、
苦しくなっていく前に、
できることに知恵を絞り、
行動を起こせる心と体を
育んでほしいのです。
そして、今、
できる範囲の楽しい場所を、
みんなで作っていたいのです。
ルールの中で、
どこまでできるか、
チャレンジしながら、
ダメなことは柔軟に対応しながら、
生き抜きたいのです。
昨年よりも、ずっと、
子どもたちはストレスフルです。
中には
言葉に毒気が増している子もいて、
私はストレスのぶつけ先になりながら、
その子の気持ちを緩めることも
大事にしています。
でも、時々、
その子の言葉や態度に
傷つく時もあります。
いつの間にか私も、
コロナ禍での不安にやられて。
弱っているからだなぁと感じます。
だから、
ミュージカルをしていて、
夢中になれている子の姿には
本当に励まされ、
お母さんたちの応援には、
涙があふれる日もあります。
今日はそんな日でした。
子どもたちがそれぞれに、
ハンドベルの音選びや
中国ゴマのパフォーマンス、
縄跳びの飛び方や新しい歌や踊り、
カップスとセリフ練習など、
今年始めた新しい取り組みに
夢中になっていました。
自分たちの出ないシーンにも
楽しさそうに代役をしていました。
お母さんたちのあたたかな気持ちにも、
勇気をもらいました。
みんなで作るミュージカル。
自分で言いつつも、
つい、
主宰者としてどうあるべきかと、
しゃかりきになっていたことに
気付きました。
みんなで作るミュージカル！
これからも、
そうであるよう、
空間を作りたいです。