『美女と野獣』の第一弾脚本、
無事に完成しました!
世の中の脚本家さんが
どうやって本を書くのか知りませんが、
私は何度も何度も書き直していきます。
まずは、大きなプロット作り。
テーマを柱に
登場人物とシーン構成を作ります。
それから、その柱に
たくさんやりたい要素、
歌やパフォーマンス、
エピソードを足して
ストーリーを描きます。
それから、
まずは手書きで
思うままに書いていきます。
頭にあるプロットを使いながら、
私の気持ちだけで、
脱線してもいいから、
書いて書いて書きまくる。
私はおしゃべりだから、
この段階はかなりごちゃごちゃした
言いたいことがあり過ぎる
太り過ぎの台本になります。
次に、歌やパフォーマンスなどを
こどもたちがやることを想定して、
スリム化していきます。
ある程度、
メイン音楽も決めておきます。
今日はここまで出来ました!
この台本をパソコンに入力していきながら、
さらに整理していきます。
これが、体験レッスンまでに作る台本。
そして、
レッスンにこの台本を使って、
さまざまな調整をしていきます。
歌が難しければ簡単に。
役に合う子がいなければ、
その役のキャラクターを変更。
もっといいアイディアが出れば、
それを取り入れ、ムダをなくして、
今期のこどもたちに合うよう、
再度、書き直します。
そして、
役決め(いつもは8月。今年は7月)で、
その子に合わせてさらに書き直して、
9月あたりに脚本配布。
それから、最後に
練習を重ねていくうちに
変わったところを直して、
スタッフ用に仕上げます。
全部でザッと
8回くらい脚本を書いている感じです。
書くほどに、
自分が伝えたかった言葉に
磨きがかかっていきます。
今回の物語は、
言葉を尽くし過ぎるベルと、
言葉が足りな過ぎる野獣が、
共に過ごしながら、
互いを理解し合うことを
テーマにしました。
この今の時代に、
価値観の違いを他者に強要するのではなく、
理解し合うことで乗り越え、
居心地のいい関係づくりをする大切さを、
作品を通して感じてもらえたら…と、
思うのです。
今回は、
こどもと作るセリフや歌詞もあります。
今までにないパフォーマンスも、
たくさんやりたいな。
さあ、どうなるか…
いよいよ、明日から
体験レッスン、スタートです!