どこまでやるの?! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


我が家のベランダのハイビスカスは、
今年はよく咲いてくれて、
元気を届けてくれます。

私は腕まくり気分で、
脚本書きをしています。

配役をやっと決めたから、
脚本を仕上げているのです。

今年度はコロナ禍の影響で
日常生活を我慢している子が多いし、
集まった練習が難しいから、
できるだけ本人たちの希望も叶えつつ、
練習しやすい配分で、
それぞれが活躍できるように考えて、
各チームごとに脚本を書いています。

でも、ステージでできた場合、
スタッフが困らないよう、
きっかけゼリフやシーンはかえず、
キャラを活かして、
3冊、作り分けているってわけです。

まあ…これが大変!

人間の運命ってあるなと思うのですが、
ある教室には、異年齢幅広く
主役の女の子役になりたいから、
役の年齢をまず設定し、
それで希望者を整理しました。

その後にさらに、
役の性格が本人の個性に合う合わないが
かなり役決めを決定づけました。

でも、
別のクラスでは、
あまりにその学年の希望者がいないため、
希望しているけれど、
小さいなぁ…という子が選ばれました。

もちろん、その中には
熱意が必要です。

役決めでどれだけ本気になれたか、
素直に表現できたかも、
大きな決め手でした。

控えめでも、目がキラキラしていたら、
やっぱり選びたくなるし、
演技上手でもなんとなくひいていたら、
選ばれきれない。

途中で泣いたり、むくれたり、
真面目にやらない子もいます。

でも、それぞれに主張がある。

それを聞き入れて、
練習の中で負荷にするか、
あるいはその態度で違う役にするか、
はたまた、役にはつけるけど、
活躍の場面が少なくなるか…

その子の成長を考えて、
役を組んでいます。

たとえば、
泣いて主張して好きな役になれたら、
「泣けば好きな役になれるんだ〜」と、
言われちゃうこともあるでしょう。

でも、泣いた甘えを、
ついた役でしっかり
厳しく指導されながら成長できたら、
周りも納得できますよね。

演技がすこぶるうまくても、
小手先でこなせちゃう器用な子もいます。

そういう子には、
今までにないパターンの役で、
内側から考えていく力をつけたい。

小さくっても、
役決めで一人で歌ったりした子は、
やっぱり希望を叶えてあげたい。

セリフを調整して、
その子にできる役にしていきます。

今回は、
男の子が女の子の役を希望した子が、
数人しました。

熱心なら、変えようじゃないの!

私、脚本作り、
どこまでやるの?!

と、自分でも自分にあきれながら、
一人一人の性格と成長を考え、
脚本を仕上げていきます。

おかげで、3冊3様の世界観に
なりそうですよ。


参加者のみなさん、
お楽しみに!