戦う動きも芸術だから、見せる価値がある | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもミュージカル「西遊記」に向け、
いよいよ衣装作りが始まりました。

保護者の方にも手伝ってもらいますが、
全体の2/3くらいは私が作ります。

今日はひたすら悟空の衣装作り。

レッスンでは、
悟空の誕生を演出しています。

生まれつき強い悟空は、
向かうところ敵なしです。

と、言うわけで、
戦う動きをつけるために、
今年はカンフーを習い始めました。

戦うこと自体に興味がない私は、
カンフーも途中で挫折しかかり、
精神構造に合わない!と、
ふてくされていましたが、
カンフーのうまい中学生の男の子の動きが
あまりに美しくて、
そうか、戦いじゃなく、
美しく動く練習だと思おう、と、
意識を変えたら楽しくなり始めました。

そして、悟空の戦う動きも、
できる限り美しい流れでいけるように
考えている自分に気づきました。

そしたら、
こどもたちも覚えやすいようで、
戦い好きの小1の男の子は、
一回教えたらすぐに覚えていました。

すごいなあ〜

今日、衣装を作りながら
テレビを見ていたら、
V6の岡田准一さんが
高校生にアクションを教えていました。

彼は言いました。

「アクションが人を惹きつけるのは
動きが美しいからだ。

本当の戦いだったら、
誰も見たいと思わない。 

その意味で、
アクションの動きは芸術だから、
見せる価値がある」

みたいなことを言っていました。

その上で、
人の体で8の字に動くのは
股関節と胸であること。

その可動性があがれば、
動きの幅が広がることや、
アクションでは、

①自分の体を意識する。
②相手との距離を意識する。
③カメラがどこにあるか意識する。

この3つが大事だとか、
高校生にも本気で教えている
岡田准一さんは、素敵でした。

そして、その本気の指導を受け、
高校生たちの顔が変わり、
アクションが変わり、
美しい仕上がりになっていました。

そうだ。

美しいって素晴らしいなぁと
思いました。

宇宙を音にして奏でたら音楽になり、
数字にしたら数学になる。

いずれも美しい。

「のだめカンタービレ」の中のセリフ。

芸術は美しい。

とぶくじらも、
こどもの生命の芸術になるよう、
私も向上していきたいです。