昨日は雨の中、
とぶくじらの第2.3公演のリハーサルでした。
平日でスタッフも少なく、
学校などを終えてくるから、
遅れてくる子もいる中、
次の日があるから
早く終わってほしいという声もあり、
予定より30分早く終わらせる。
みんなの時間を考え、
スケジュールを変更しながら、
来てくれたスタッフと、
舞台監督の方のたくさんの協力で、
無事に終えることができました。
リハーサルは本番に向けて、
気持ちを一気に高め、
舞台に合わせて出ハケなども変更する
大事な時間です。
分刻みに進めながらも、
引き締め、
的確におさえ、
危ないところを声かけしていきます。
緊張からセリフが出てこなくなったり、
衣装の不備に今ごろ気づいたり…
焦らない、怒らない、
でも、伝えるべきことは
しっかり伝える。
ピシッと強くいう場面も
効果的に使うように努力します。
人の公演を見ている時間も
大事な勉強です。
自分のが終われば帰ってもいいでしょ?
は、大きな間違いです。
人の演じるのを客観的にみることで、
自分たちの演技の良さに気づき、
直すべきポイントを知り、
全体を把握していくからです。
今年はその意味で、
遅刻、早退、欠席を
かなり厳しく注意しています。
体調が悪ければムリは禁物です。
それもふくめて、
遅刻が分かっているなら、
早めに知りたいし、
どれくらい、どんな理由で遅刻するのか
分からなければ、
対応のしようもありません。
5分遅刻と10分遅刻では、
舞台時間では、まったく
動きが変わります。
説明会でも
リハーサルとゲネプロに出られないなら、
出演はできませんと、伝えています。
でも、止むを得ず、
それに出られないとしても、
出られないから、
仕方ない、ではないのです。
舞台とは、みんなが一丸となり、
命を燃やす場です。
人前で演じるとは、
自分の内側から輝くものを出すからこそ、
意味があります。
それには、みんなと気持ちを合わせ、
覚悟する時間が必要です。
その大事な瞬間に抜け落ちることは、
みんなの気持ちを削ぐことです。
だから、合流する際には、
みんなに対して、
誠意を持ってきてほしい。
1人のために、
全公演150人の出演者の、
スタッフ入れたら、
180人近い人が
フォローしたり、
内容を変更したりしてくれるのです。
私はそう思います。
舞台とは、
こうした研ぎ澄まされた時間の中で
仕上がっていきます。
だからこそ、値打ちがあります。
リハーサルに来た子たちは、
私の厳しさとめまぐるしい動きに
必死にくらいつき、
疲れてもバテながらも
3歳さんですら、
最後まで踊りきりました。
そこでまた、
大きな成長をとげています。
今、という時には、
全力で、限界の一歩先に手をかけ、
自分を高める時間。
本番では、
そんな研ぎ澄まされた舞台に
火が灯るでしょう。
とぶくじらのリハーサルしたみなさん、
お疲れさまでした!
いよいよ本番まで
がんばりましょう!