イモムシ会議の続き | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもミュージカル「アリス」に向け、
製作も進んでいます。

昨日はアリスの大きな顔を作りました。

製作を手伝ってくれる
人たちの意見ももらって、
ちょっとずつ最初の設計とは違うけど、
ずっとよくなっていきます!

今朝、改めてアリスの顔を見て、
だいぶいいんだけど…
直したい部分が出てきたから、
妥協せずに直そうかな。

手伝ってくれる人の力をもらったぶん、
気持ちにゆとりができて、
作り直したい衝動も湧きます。

なんだか落ち着かない
本番間近のこの時期。


私は小学4年で
師匠のこどもミュージカルと
出会いました。

学校になじめず、
先生ともうまくいかず、
イジメもあったり、
母が入院してたり、
辛かった小学3年。

生きていていいの?
なんて、本気で考えていました。

そんな時、
こんな場があれば 
生きていけると思えたのが、
師匠のミュージカルの場でした。

こどもの声を聞いてくれる、
まるでこどもみたいな私の師匠。

19歳で弟子入りして、
夢中でミュージカルをしてきました。

小学3年とか4年は、
動物的な感性から
人間的に周りを見始める時。

その時の体験は
一生を左右しますね。

だから、その年代の
イモムシ役の子たちの悩みは、
私は愛おしいです。

第2公演は3年生が多く、
私のブログをみて、
悩んでくれています。

うんうん、
悩んで納得いく答えを
持ってきてね!と、
ニタニタしている私。

第1公演の子にその話をすると、
小学4年の彼女は迷いなく
「私は踊る」と、言いきりました。

あら?
シッポの子の意見も聞かずに?

私の意思なんて無関係に 
自分の思いを通した彼女。

彼女も私が頼んで
イモムシになってくれた子。

決して、好き放題したい
わがまま少女ではありません。

昨年は演出にあった
それぞれの特技の披露になにをするか、
だいぶ私に相談してくれていました。

みんなと重ならない方がいいよね?
ハデなことがいい?
先生は本当は何して欲しいの?

私は一人一人がイキイキするのが
最大ののぞみだから、
自分のしたいようにするよう話をしました。

それから1年たって、
私という大人を信頼し、
私が誰より、
こどもの気持ちを通すのを
知っているから、あっさり
自分の思いを通したのでしょう。

あまりのあっさり解答に
拍子抜けして笑っちゃいました。

みんなそれぞれ思いがあり、
自分を大事に思ってくれる人に
応えたい気持ちもあり、
だからこそ悩み、
主張する内容を決めていく。

私の演出を大事にしてくれるのも
選択肢の一つだけど、
演出家の力に縛られずに、
それも参考にしつつ、
自分の思いを固めてほしいです。

その今の気分も、
これからの人生に大きな種となるんだね。

頑張って!