お互いの性格を感じ合うからケガしない | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


とぶくじらのミュージカルの練習は、
たくさんの異年齢の子たちが
右往左往して行われています。

本番が近づいてきて、
周りがしゃべっていても
私の声が聞こえるうちは、
静かにはさせません。

走り回る子がいても、
練習しているまん真ん中でない限りは、
多少はOKしています。

集中しにくいんじゃない?

そうです。

集中しにくいです。

周りが騒がしい集中しにくい
普段の練習で集中するから、
本番で何が起きても
自分たちの演技に集中できます。

本番では客席で赤ちゃんが泣き出したり、
お客様が出入りして光が入ったり、
高い集中の中に、
時々、集中を割くハプニングが起きます。

そんなハプニングに動じない
しなやかな心を育んでいます。

それぞれが自由な動きをしているのも
とても大事です。

とぶくじらでは、
(私の師匠の増田先生からの教えにより)
安全確保やストーリーの設定以外は、
立ち位置をあまり決めません。

練習の時も好きな場所に
みんな座ります。

そういう中で、
その子がどんな動きをするのか、
体で感じ、
互いがケガしない距離を
図りあっているのです。

こどもの感性はホントに素晴らしいです。 

本番が近づき、
不安で泣いてもいいし、
怖くてサボっちゃってもいいのです。

気持ちが出せるのは、
表現力が高まっている証拠だから。


今日、一人の男の子が言いました。

「ボクの心の炎が燃えて
すごいことになっている!」

帰り道、彼は私と
オープニングから
人のセリフをラリーして帰りました。

台本が体にしみているのです。

学校で辛いことがあって、
目を晴らした女の子も、
ミュージカルの練習には来たい!と、
やってきました。

みんなと練習したり、
休憩にお菓子を食べる間に
すっかり笑顔でした。

みんな、本番に気持ちが高まっています。

燃え始めています!

私の心も、
燃え盛っている!

…と、言えるように
準備不足で不安なことを、
一つ一つ解消していきます💦