どのみちみーんな変わり者 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


昨日はとぶくじらの
こどもミュージカルの
第2公演の合同練習日。

インフルエンザなどで
5分の1以上休みですが、
学校じゃないから、
来た人で楽しく練習しました。

舞台監督さん、照明さん、
音響さんもレッスンにやってきて、
みんな最初は緊張の面持ちでしたが、
スタッフがみんな
優しそうだとわかると、
とたんに緩んで楽しい練習に戻りました。

昨日はこどもたちに
「アリス」のミュージカルの
テーマについて話をしました。

「大きくなったり小さくなったりして、
アリスは
自分が自分でわからなくなるけど、
みんなは、自分が何かわかる?」

哲学的な質問です。

すると…
「ボク、わかるよ!
やかましくて、ジッとできないけど、
声がでかくて、元気なんだ」
「私は、ジッとしてられないけど、
実はちゃんと考えてるとこがあるの」

などなど…

それぞれに、自分の得意や苦手を
口にして、認めて、受け入れています。

それは、ミュージカルを通して、
私が日々、たくさんの場面で伝えている
一人一人の良さにも通じて、
なんだか嬉しくなりました。

自分は、「こうだ」と
決めてしまう必要はないけれど、
自分の良さをパッと口に出せるのは、
なんてステキなことだろうと思います。

「どのみちみーんな変わり者」
「みんな同じじゃ
つまらないだろ?」

私は、チェシャネコに言わせる
このセリフを、
大変気に入っています。

互いが違う面白さや良さが、
作品を通じてたくさん伝わり、
その子がそれを良さとして
育めたらいいなと思います。