毎年、同じってわけにはいかない | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


とぶくじらを始めて、
今年は第8回目の公演です。

1回目は、二年間表現遊びを楽しみ、
その後にせっかくだから発表しようと、
758キッズステーションに
ついたてをたて舞台を作り、
15人でやりました。

そしたら、こどもたちが
本格的な舞台に立ちたいと言い出し、
それから使える劇場を探しました。

間口が広くて、奥行きが狭い舞台、
花道があり、
升席があり、
アットホームな雰囲気の
名古屋市北文化小劇場は、
一目惚れした劇場です。

こどももたくさん集めて、
試行錯誤しながら、
たくさんの仲間と保護者、
スタッフになってくださった方、
劇場の方にも助けられ、
なんとか1回目の劇場公演を終えた時には、
ホントに世界中に感謝しました。

その時にホールの方に、
「キミのミュージカルは、
あまりに裏方に経験者が少な過ぎる。
ボクだから助けたけど、
舞台の人間はこんなに助けてくれないよ。
プロをいれなさい」と、言われ、
思わず、
「経験者になるには、
経験を積まなきゃいけないんです。
私はここで、みんなと経験を積みます」と、
失礼なことを言いました。

少しずつ、プロも入っていただく人数が
増えてきたとぶくじらは、
今年も名古屋市北文化小劇場で、
本番を迎えます。

ところが来年、
北文化小劇場が耐震工事で
利用が2月までできないことになりました。

前からわかっていたから、
三月にすればいいか、と、
軽く考えていましたが、
スタッフやみんなのスケジュール考えたら、
やっぱり2月にしたい。

そこで、今日は朝から
劇場巡りをしてきました。

劇場によって、劇場の空気感、
街の雰囲気、
受付の方の対応やら、
いろいろ全然違います。

とぶくじらには、どこがいいのか、
自分の直感を信じて、
劇場に出会いに行く気持ちで回りました。

そしたらなんと、
南文化小劇場で、
初めて北文化小劇場を借りた時、
私を助け、助言をくださった、
あの劇場スタッフの方と出会いました!

あの時の失礼な発言をお詫びし、
お礼を伝え、
とぶくじらの成長をお話ししたら、
喜んでくださり、
一緒にとぶくじらに合う劇場を
考えてくださいました。

ああ、こんなところにも、
応援してくれてる人がいる!

劇場を探す不安を嘆いていたら、
「なんとでもなるから」と
言ってくれる人がいて気が楽になったり、
急に痛くなった腰痛を
忙しい合間に
ほぐしてくれた人のおかげで
腰痛がラクになったり、
一緒に劇場を回ってくれる人がいて、
話を一緒に聞いてくれたり…

たくさんたくさん
とぶくじらは、あたたかな人の力に
支えられています。

毎年、同じってわけにはいかない。

安定なんて、人生にはないもんですね。

でも、とぶくじらを
応援してくれる人がいる限り、
きっと大丈夫!

なんとでもなるし、
なんでもしていける。

それがまた、こどもの力だし、
それを理解してくださる保護者の方々と
また歩めばいい。

今年はこんなとぶくじらだからこそ、
面白いって言えるように、
劇場抽選に前向きでいこうと思います。