こどもの頃の記憶 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


たぶん、幼稚園年長さんの時。

私は人形劇団京芸というところの
人形劇をみました。

今もその内容は鮮明に覚えていて、
「さんびきのこぶた」を
家にありそうなぬいぐるみで
やってみようという感じ。

ただのぬいぐるみが、
京芸さんの手にかかると
それぞれが個性を持ったキャラクターになり、
私はその時に
演じることは、
役に命を与えることなんだ
と、感じました。

そして、上演後、
私はその中でもひときわステキだった
「つげくわえさん」という方に、
片付けをされてるみんなの前で
「弟子にしてください!」と
言いに行きました。

「なかなか厳しい世界だけど、
本当にやりたかったら、
大きくなったおいで」と、
私を笑い者にせず、
優しく答えてくれたのを
今でも覚えています。

小さいときから、誰かについて
好きなことをどっぷり学びたい性格でした。

さて、今日、
近々うかがう施設での
小さい子向けの講演内容を考えていて、
ふと、それを思い出し、
そのエッセンスを得た内容で
挑んでみようかと、
色々、用意をしてみました。

いちよ、うまくいかなかったら
慣れた内容に戻せるように、
保険の内容も準備して。

新たな内容をやるのは、
練習も準備もいるし、
できたらやりたくないけど、
新鮮な発展をするには、
やり続けるしかありません。

命を相手に仕事をしている以上、
小さなことにも挑み続ける勇気を、
常に持ちたいと思います。

だって、そんなふうに
40歳を過ぎても5歳の記憶が
新鮮に甦るんだから、
そんな時間や瞬間を私から
次世代と分かち合えたら
すごいから。

こどもの頃の出会いは、
一生ものですね。