歌の記憶 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


ミュージカルの脚本を作るときに、
私が大切にしていることの一つに、
歌詞を書くことは、
「末代まで残る歌詞」、と、
いうのがあります。

私の師匠の理論によると
ミュージカルでは、
気持ちがあふれて歌になるように
脚本を書くというのがあります。

歌は気持ちの高まりです。

だから、悲しいにしても
嬉しいにしても、
心があふれて歌い出すことになります。 

それをわかっていないと、
演技と歌は別物になってしまいます。

歌うように話し、
話すように歌う。

ミュージカルは
調子よく進む楽しい世界です。

だから、こどもたちは、
ミュージカルの作品の発表が終わっても
気持ちがあふれてくると歌い出します。

今のミュージカルの歌だったり、
過去の作品の歌だったりします。

その時に、
まったくつまらない歌詞にならないよう、
私は
歌うことで歌詞から力をもらえるような
そんな作詞を心がけています。

かくいう私も、
師匠の作った歌をふと歌うと、
大人になったから分かる
歌詞の中にある意味を
感じることがあります。

昔のアニメソングにも
たくさんありました。

今でも、ハウス食品アニメの
 「ポリアンナ」や「長靴おじさん」
「小公女セーラ」や「南の島のフローネ」、
「トムソーヤの冒険」の歌詞は、
私をはげましてくれています。

今日は岩倉教室の子達が、
楽しい気持ちが高まったら、
突然、6年も前に歌った
「ネズミの歌」を歌っていました。

楽しそうに、何度も何度も
声を上げて。
この歌を知らない子に
聞かせてあげるかのように。

歌詞を作る責任は大きい。
だから大事に作りたい。


今年の『アリス』には
「自分でやってみよう」
「自分で飛び込んでみよう」
「やってみたら、未来が変わる」が
たくさん詰まっています。

飛び込むこと、食べること、
違憲を言うこと、話し合うこと、
仲直りすること…
自分が行動したら、
未来は明るく変わっていく喜びを
歌からも感じて、
こどもたちに自分の人生に
ワクワクしてほしいと思っています。