私たちは何も考えなくても歳をとり、
大人になっていきます。
でも、大人になるとは、
と、考えて歳をとることが、
私は大事だと思います。
こどものころ、
大人に理解されなかった私は、
こどもの心を大切にできる大人に、
また、こどもの心を忘れずにいたいと
思いました。
今、こどもミュージカルでは、
なにより一番に
ミュージカルの仕上がり以上に
こどものあり方を
大事にしたいと考えています。
将来、何になりたいか、とか、
どんな立派な人になりたいかじゃなく、
何を大事に生きていきたいか、
それを考えることは大事じゃないかなと
思うわけです。
今年のミュージカル「ピーターパン」では、
こどものままでいたいピーターパンと
大人に憧れるウェンディが何度か対立し、
その間でロストボーイズが右往左往します。
大人?
こども?
私はこの作品の中でこどもたちが、
迷いながらでかまわないから、
自分の心を自分で選べる生き方を
してほしいと描いています。
こないだ、
そんな話をこどもたちにしていたら、
ベテランくんが、
「それ、舞台挨拶で話す練習でしょっ」と
イタズラっ子の笑みで言ってきました。
そう言われたら
挨拶では別の話をしなきゃなぁ〜
明日もまた、
こどもと一緒に育っていきながら、
日々を生きていたいです(๑>◡<๑)