ひきしめる時期 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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ミュージカルの練習が進んでいます。

インフルエンザの波もあるから、
こどもたちが元気な時に
ぐんっと深めておきたい時期です。

また、本番でこどもたちが
ミュージカルの本番の緊張を
乗り越えられる心づくりも
スタートしています。

楽しくずっと進んできたとぶくじら。

サボっていても、ふざけていても、
まずは元気を大事にした練習でした。

本来の自分を取り戻し、
生命として輝ける道をつけるように。

でも、練習不足や内容の薄い
ミュージカルを、
人に見せるわけにはいきません。

だって、本番に満足した舞台を
作れなかったら、
一生懸命やってきた意味がないから。

今まで蓄えたヤンチャさや
知恵やアイディアを
爆発させる勇気を、
自分の弱さを乗り越える熱意を、
そして、たくさんのお客様に
怖じ気づかないたくましさを
身につけることも、時には大事です。

特に思春期に入ってきて、
自分を素直に出すきっかけを
失っている子には、
ぐっと背中を押す…
むしろ、お尻を蹴飛ばすような、
勢いも必要なことがあります。

泣いて乗り越える覚悟が必要な子も。

ある6年の女の子は、
12月くらいから、何度も何度も
私に厳しく言われました。

恥ずかしがらずに、手を開く勇気を。
セリフに心を乗せて、
ミズカラ前に出る努力を。

途中、くじけそうになり、
ミュージカルやめたい…と
家でも口走っていました。

彼女は、決意するまでに
時間をかけたいタイプだから、
早めにプレッシャーをかけていました。

そしたら、前回の練習では、
私がほかの子に厳しくしていても、
その声にひかずに、
みんなを笑顔で包みながら、
堂々と演じていました。

最初きた頃は、
背が高いのがイヤなのか、
少し丸まりがちだった背中が
今は、シャキッと伸び、
彼女の魅力が溢れ始めています。

自分の練習がほとんどなくても、
長年やっていて、
自分の存在が大事にされていると
感じている中2の男の子は、
文句も言わず、めげかけた小さい子に
ちょっかいを出し、
笑わせてくれています。

異年齢の活動だからこそ、
助け合える場面もたくさんあり、
みんな、今、
一歩ずつ本番に向かっています。

迷い、つまづき、
それでも立ち上がり、
また、明日に向かい、
歩いていく。

そんなたくましさも、
生きていく上では大切ですね。

がんばれ!