新しいことができる喜び | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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こどもたちとミュージカルを作るのは
とても楽しいです。

思いもつかないような
楽しいアイディアをくれたり、
引っ込み思案の子が
グッと前に出られるようになる
瞬間が見えたり、
一生懸命、人の気持ちを考える子の演技は
深いことを発見したり…

こどもと練習している時間は、
至福の時です。

でも、本番が近づいてくると、
楽しいばかりではありません。

特に私が苦手なのが衣装です。

保護者の方々が
たくさん手伝ってくれますが、
今年もかなりの数の衣装を
作っています。

服の上下に頭飾り…

今までとは違うデザイン。
動きやすくて暑すぎず、
キャラクターに合う…
それらは、私が考えるので、
苦手な私は悪戦苦闘です。

毎日毎日、生地とにらめっこ。

この時期は一部屋に
布がたえず広がっています。

生活の中に衣装の布を置いて
逃げられない状況を作って、
自分を追い込むためです。

でも、追い込むと
神経は研ぎ澄まされて、
感性がいつも以上に働いて、
アイディアが出たり、
今までできなかったことも
できるようになります。

今年は部分ファーをつけた衣装が
10着ほどあります。

ファーを裁断するのがうまくなりました。

サテンの端ミシンも
ジグザグ縫いを習得!

そしたら、縫えるデザインが増えました。

そして、
今年はポケットにも挑戦!
外付けじゃなくて、
内臓型のやつです。

できた時の感動ったら…

衣装を作るほどに、
世の中の服がたくさんの人の
思いの結晶であることを感じ、
服を生み出している人に
感謝があふれます。

何かを作り上げるって、
自分ができるできないと
チマチマ言うんじゃなく、
とことんやってみて、
できることを積み上げる作業だと
つくづく思います。

そしたら、苦手もいつか
できることに変わっている。

新しいことができる喜びを
こうして感じられるのは
幸せです。

最近のこどもたちは、
いろんな場面で評価されることが多いから、
できないことはやりたがらない傾向が
年々、強くなっています。

いいんです。

できるとかできないは。

まず、やってみようとする勇気を
何気なく出せることが大切で、
大人はそれが気持ちよく達成できる
お手伝いをすることが
大事なんじゃないかな。

とぶくじらは
誰にとっても
チャレンジしたくなる場でありたいと、
改めて思います。