考えて行動する力 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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毎日、
こどもミュージカルの衣装を作りながら、
そのデザインを考えるのに
四苦八苦しています。

この子にはどんな色がいい?
形は?
素材は?

役のイメージだけじゃなく、
一人一人の個性も含めて、
決めていきます。

着て喜んでくれる笑顔を
思い浮かべていると、
フッとアイディアが浮かんできます。

年を重ねるごとに、
経験を積むほどに、
フッが、たくさんやってきます。

考えて行動する。
この感覚は、使うほどに磨かれる。
日々、身にしみます。

こどもたちも、日々、
ミュージカルの全身表現を通じて、
磨かれています!

とぶくじらのミュージカルの振付は
ほとんどが、
こどもたちのアイディアで作られます。

タイトルを出して、
こどもがそのものをやってみる
即興表現をして、
イメージを柔らかくして、
そしてグループで振付します。

それをまとめて、振付にして、
踊りながらまた手直ししていきます。

4〜7月までの役の決まるまでに
かなりこの練習をします。

9月からは役が決まり、
台本を使うから、なかなか
即興はできないのですが、
今月は内容が半分くらいきたから、
また即興ウィークです。

すると、前期には
それぞれのアイディアも単純で、
みんなで工夫したり、
発展させたりが難しかったのが、
この時期はアイディアも豊かだし、
小さい子でもやりやすいようにとか、
列やシンメトリーの工夫をしたり、
アレンジを加えたり、
今までの踊りとのつながりを作ったり、
当て振りや人真似ではない、
素晴らしい振付が山ほど出てきます。

なにより素晴らしいのは、
それぞれが遠慮なく
自分の思いついた振付を
自由に言い合い、話し合って
考えていること。

でも、決して自分の思いを
押し付けず、
人の意見も聞いていること。

サボりながらやる子も
互いに保証しながら、
その子を除け者にしないこと。

その子でもできる役割を
考えだすこと。

人間関係は、
決して大人が仲良くしましょうなどと
言わなくても、
いきいき自分が活躍できていたら、
積極的に人を
認めようとするものなのです。

一人一人が活躍し、
自分の輝きが保証されたら、
人は人を認められる!

考えて行動する力がなければ、
その輝きは産まれません。

表現活動の意味は大きいなぁと
感動します。

ミュージカルに来ている子は、
世に言う「正しい表現」を
わざわざしません。

自分の豊かなイメージを
形にしたがります。

折り紙の絵や折り紙の顔にも、
独自のアイディアを発揮して
プレゼントしてくれます。

嬉しくてミシンに貼って、
パワーアップしています!