ハトとごはんを食べる日もある?! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日は橋の下音楽祭に行ってきました。

豊田スタジアムの側の
橋の下に広がる世界。

色んな世界が混在していて、
頭がボーッとなりました。

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色んな人が色んな思いで生きていて、
今日のこの場では、
みんながそれを発揮している。

誰もそれぞれを否定せず、
それを心地よい距離で保っています。

それぞれの楽しいを
全身で表しながら、
感じながら、
気の合う仲間とだったり、
1人だったり、
知らない人とだったり…

面白い世界でした。


こどもたちの
(特に7歳くらいまでは)
それぞれの世界は
もっと濃いと思えます。

だって、現実世界と夢の世界なら
夢の世界にまだまだいるから。

昨日、ミュージカルにきた男の子。

お母様がぜひ、ミュージカルを、と、
連れてきましたが、
本人はミュージカルに
まったく興味を示す様子がなく、
最初は固くなっていました。

でも、他の子たちが
即興表現を始めて、
自由に動く時間になったら、
部屋のはしっこで
ケンケンし始めました。

みんなの自由な動きに
触発されたのでしょう。

彼の世界が見えてきました。

それは…
軽やかで、楽しくて、
彼の仲間がたくさんいるような、
羽ばたきながら生活するような、
いい風がふく世界、みたいに
感じられました。

彼は人間の社会で
みんなと同じことをしなきゃいけないより、
鳥のような軽やかで自由な
イメージを遊んでいたいみたい。

私は彼の自由なケンケンを
振付に取り入れました。

自分の動きが使われたとたん、
警戒する彼。

ボクの動きを使ってるのは、
こっちに来いってことか?!
と、考えている顔をして、
こちらを見ています。

なかなかよく考える賢い男の子です。
5歳と言えどもあなどれません。

私は彼のアイディアだけもらい、
彼に共有を求めるのをやめました。

すると、その動きに触発された
別の男の子が、
ケンケンの動きを
さらにユニークにアレンジし始めました。

手をつけて動いたり、回ったり、
面白い顔をしたり、私と踊り漫才です!

それをみたら、
みんな楽しくなって、
ケンケン踊りがスタート!

『メアリーポピンズ』のお話に
みんながお菓子を食べたら、
楽しく空を飛んじゃうシーンがあります。

それぞれがそれぞれに
飛んでることを楽しんでいるけれど、
飛んでることは一致してる世界。

まさにそんな光景でした(๑>◡<๑)

彼は混じりはしませんが、
部屋の後ろで
再びケンケンを始めました。

彼はみんなと一緒に
彼の世界を共有できたからでしょう。

レッスン後には、
みんなと鬼ごっこを夢中でしていました。

彼は保育園の集団行動を嫌がると
お母様はおっしゃっていました。

きっと、彼は、
大人の事情やルールの中じゃなく、
もっと自由に、自分の世界の中で
パタパタ飛んでいたいんだよね!

大丈夫。

ここに来たら、
みんながキミの世界に入って、
一緒に飛び回るから。

小さい時こそ、
自分の世界で、
ハトとごはんを食べてる気分、
こぐまと眠る気持ちの昼寝や、
風とおしゃべり、
コトリと競争、
葉っぱと音楽祭など
それぞれの夢の世界で遊ぶ時間を
大切にしたいね。

大人だって
自分の世界にいるのは、
こんなに心地いいんだから。

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橋の下音楽祭は明日もやってますよ。

私は明日は犬山教室(๑>◡<๑)