私的なお話から。
子どもの時、うちの父と母は
仲が悪いと思っていました。
母はよく父の悪口を言っていたし、
父は家庭を顧みず働く人だったから。
父は運動会も発表会も卒業式も
小さい時から来たことなく、
確かにあまり家庭的じゃなくて、
家庭的な家族を望んだ母には、
たくさんの文句もあったのでしょう。
姉は、そんな父を嫌悪し、
ケンカばかりしてきました。
今、父が病気で入院しています。
昨日、今日、
お見舞いにいき、
夫婦は夫婦にしか分からないなぁ、
家族への気持ちは、
本人にしか分からないなぁと
改めて思いました。
手術は無事に終わりましたが、
気弱になりがちな父。
その父に楽しい話をして
笑わしている母。
父の手術の日や、
お医者さんの説明の日には、
どんなことでも仕事を休まないのに
仕事を休んでくれる姉。
私たち姉妹のこの先のことを
実は結構考えてくれていた父。
母を頼りきっている父…
私ができることは、
祈ること、
話を聞くこと、
ほぐすこと。
家族から離れているから、
ランニングのついでに
神社に手を合わせ、
実家に帰ったら、
家族じゅうをほぐす。
父も病室でほぐす。
ほぐれたら、
昔話がいろいろ飛び出して、
母と昔話をしていたら、
あんなに仲悪いと思っていたけれど、
実はそうでもない場面も
あったことを聞いて驚きました。
年をとるからわかることや、
理解できることが
いっぱいあるなぁと
改めて思いました。
まんざらでもない
私の家族を
改めて愛しいなぁと
思いました。
人から見て、
あるいは自分から見ても
ちょっと一般的じゃない形でも
実はそれがその家族なりの
形だったりするんだなぁ。
愛っていいなぁ💕
しみじみの一日でした。