子育ては大変です! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

{B36F1D67-CC5C-4D4E-B97A-B2042B164DB0}

親はこどもを全身全霊で育てている。

もちろん、
全ての親というわけでもなく、
その場合は
周りのあたたかな人たちが、
その子に全身全霊の愛を注いでいる。

と、近ごろ、切に思います。

先日、映画『ジャングル・ブック』を
見ました。

この物語でも、
ジャングルに残された人間の子を、
周りの動物が、愛を持って
育てていくあたたかさがありました。

でも、この愛情をかけ続けるのは、
本当に大変です。

だって、こどもは好き放題。

親から産まれたのに、
産まれた時から別人格です。

だから、いっこうに
親の思うようになりません。

しかも、
こどもはアンバランスだから、
すごくヤンチャだったり、
すごく話さなかったり…

それを大事に育てるなんて
そりゃあ、至難の業ですね。

私はミュージカルや個人レッスンで
たまに集中してみるから、
個性の輝きばかりを
見ることができるけれど、
間近で見続けたら、
しんどくなることもありますね。

私の母はよく、
「アンタほど大変だった子はいない」と、
私がこどもたちの話をすると言います。

「苦労したわぁ」と。

でも、それを話す母は、
そんな大変な子を育てたと、
ちょっと自慢げに
鼻腔をふくらませています。

その鼻腔を見ると、
私も誇らしい気持ちになります。

苦労かけたけど、
育て上げた達成感を
持ってもらっているんだね。

母の思いに恥じない
生き方をしなくちゃと思います。

そして、
今、
目下、子育て中のお母様方が
個人レッスンにきてくださったら、
私は「あなたのこどもは素晴らしい」と、
客観的にお子さんの個性をみて、
お話します。

その個性が見えるのは、
保護者の方が素晴らしいからと。

本当に、日々、そう思います。 

自分の面倒だけでも大変なのに、
こどもを育てるなんて、
すごいことです。

そして、最近、
付け加えることがあります。

こどものことで、
一生懸命やってもうまくいかない時は、
怒っていいんだと。

それは、当たり前の気持ちだと。

怒りに任せて、
こどもにぶつけるってことではなく、
腹を立てている自分を、許すこと。

それができたら、怒りは半減します。

先日、レッスンにこられた方とも
その話をしたら、
涙をポロポロ流して、
やっと息がつけたようでした。

鉄砲玉みたいに
危険を顧みず、飛び出していく
年少の我が子からは、
目が離せない。

毎日、緊張と冷や汗の連続だと、
その方の話からわかりました。

愛しているからこそ、
危ないことを知らない息子に、
何度言っても飛び出していく息子に、
腹が立つのです。

たまには、息をついて、
泣くだけでも
だいぶラクになりますよね。

私には、
我が子がいないからこそ、
見えることがあるし、
サポートできることもあります。

大変だけど、
やっぱりこどもは面白いし、
可能性にあふれているし、
育つ姿は美しいです。

そんなことを
保護者の方が思える活動が
していけたらと思います。