衣装合わせ、始まる! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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とぶくじらのミュージカルが
だんだん進んできました。

保護者をはじめ、
たくさんの方のご協力のもと、
だいたいの衣装ができ始め、
衣装合わせが始まりました。

レッスンを楽しんでいる子は、
衣装合わせが始まると、
一気にテンションがあがります。

練習に急に真剣になりだしたり、
出ないつもりの子が、
出たいと言い出すこともあります。

自分の衣装が、
さらによくなるよう、
着方を工夫する子もいます。

嬉しい光景です。

そんなとき、
ツンデレな子は、
衣装に文句を言います。

えーっ、
ダサい〜

こんなの着たくない〜

そういう時、
私は一括します。

だったら着なくていいし、
ミュージカルも出なくていい。

こどもは気まずくて
黙り込みます。

でも、私は
それには救いの声はかけません。

照れ隠しで言っているのがわかっても、
です。

素直になれないからと言って、
一生懸命、衣装を作ってくれた人を
傷つけていいわけではないからです。

衣装の向こうには、
たくさんの思いがこもっていることを、
こどもたちには知ってほしい。

こどもたちを支える、
たくさんの愛情がつまっていることを。

そして、それは決して
軽口たたいていいことじゃない。

その重みがわかれば、
こどもはその口の悪さを
サッと引っ込め、素直になります。

コミュニケーション能力は、
失敗を重ねて、ついていきます。

その子がツンデレだとわかっても、
素直になる練習も必要ですね。

でも、本当に困るのは、
衣装にテンションが上がらない子です。

デザインが問題なら、
作り直します。

指輪の精を演じる5歳くんは、
最初の衣装が女子っぽくて、
「ボク、男の子だよ」と
悲しげだったから、
作り直しました。

次は「これならいい!」
と、言ってくれて、
合格できました*\(^o^)/*

そういうたぐいではなく、
「なんでこんなの、
着なきゃいけないんだ…」
と、いう反応。

ツンデレでもなく、
デザインが嫌なのでもなく、
衣装を着ることそのものが、
本気でイヤなら、
気持ちが乗り切れていないのです。

もし、本当にミュージカルに
出たくないなら、
私は出ない方がいいと思っています。

表現することは、
楽しいことです。

でも、その人、その子の、
タイミングがあります。

それを間違えたら、
表現をするのがキライになります。

表現が楽しくなる
テコ入れをしながら、
決して無理には舞台に立たさず、
ミズカラ立ちたい気持ちを
盛り上げていく。

これからが
勝負時です。

一回一回のレッスンを
楽しみながら積み上げることを大切に。