脚本、できました!
9/1にはすでに、名東教室だったため、
4月にできていた脚本をたたき台に、
8/26〜8/28に決定した配役をもとに、
書き直しました。
思っていた年齢の子が、
全体のバランスでその役にならなかったり、
キャラや性別も変わった役もあり、
かなり変更を加えました。
役決めの一人一人の成長のドラマを
活かしながら脚本に書き込み、
みんなが輝くにはどうしたらいいか、
ワクワクしながら、一気に書きました。
情熱的なちびっ子のために、
チビアラジン役がうまれ、
その役のために、
アラジンの幼児期を描きました。
そのことによって、
魔法使いがなぜ宝を集めるかの
エピソードは描けなくなりましたが、
努力しないで、
すぐに「ムリだよ」と、
あきらめてしまう
アラジンの性格を
よりハッキリ脚本に表すことができました。
原作では、亡くなった父のように
勤勉な仕立屋になれず、
遊び歩くアラジンが、
ランプを手にしてから、
商売を覚えて立派になるのですが、
私のミュージカルでは、
なんでもあきらめやすいアラジンが、
ランプを手にして成長しながら、
自分の力で歩き出し、前へ進む、という
テーマになりました。
そして、生まれつきの優しさは、
どんな宝より素晴らしい宝!というのが、
ベースにあります。
締めのセリフは、
「アラジンは、心のお金持ち!」です。
それはそのまま、
私がこどもたちの中に見ている姿です。
お姫さまになりたくて、
役決めでがんばった子のために、
お姫さまの妹役をつくったことで
お姫さま役の子が、
より芯がしっかりして見え、
王様がより子煩悩な
立ち位置ができました。
盗賊候補の中に、
キラキラした子がたくさんいたので、
魔法使いの手下の盗賊の中に、
リーダー役を作りました。
魔法使いの貫禄があがり、
盗賊の演技的な表現に幅がでました。
魔人に演技派が集まったので
よりコミカルにできました。
アラジンには
歌が上手い子がいるから、
ソロを増やしました。
シャフリヤール王の候補が
いなかったために、
「アラビアンナイト」全体の
語り部に作ったシェヘラザード役は、
シャフリヤールにではなく、
客席に話しかけることになり、
「アラジン」のストーリーを
より、しっかり
伝えられるようになりました。
などなど、
未熟な私を鍛えてくれるのは、
いつもこどもたちの力です。
そして、余計なおしゃべりが多くて、
60ページ近いたたき台の台本は、
出演者の個性に合わせると、
無駄がなくなり、
32ページ、アンコール入れて
1時間15分ほどにおさまりました。
大切なことは、
言葉で語りつくさなくていいと、
こどもの表現力が教えてくれます。
脚本を配布すると、
みんなすぐに開いて、
自分の役の名前を探し始めます。
なりたい役じゃなくて、
ガッカリした子の目が、
脚本を見て期待に満ちて輝く出す瞬間!
たまりません*\(^o^)/*
こどもの中には、
なりたい役じゃなくても、
先生なら、ちゃんと、
私が活きるようにしてくれる、と、
信じてくれている子もいて、
少しでも、信頼に応えたいから、
顔が笑顔になると嬉しいです。
まだまだよくわからなくて、
ぽかーんとしている子もいますが、
焦らなくても、これからです。
ボロボロになるまで、
みんなと使っていくことになるでしょう!