昨日はボディートークと
ミュージカル表現の指導に通った
専門学校の子育てスクールという
イベントの日。
(ちなみに今日もやっています!)
前期の授業の中で学生と作った、
ミニミュージカル
『アラジンと魔法のランプ』を
公演するので、
朝から私はテンションマックス!
だって、間違いなく
学生たちが個性を発揮して、
輝くに決まっているから。
授業で一人一人を見てきた私は、
その素晴らしい個性を
1人残らず、
発見できています。
そして、大事に伝えたつもり。
本当にみんな
素晴らしくって、
あとは覚悟して出そうと思えばいいだけ。
だから、
それを仲間といる安心感さえあれば、
必ず発揮できる!
楽しみで楽しみで、
もうスキップしちゃいます!
学生たちは、
少し緊張もあるようでしたが、
その前日に他の学生の前で、
デモストレーション的な
本番をしているから、
ワクワクの方が大きい様子でした。
早めに集合してもらって、
ゆっくりしながら、
みんなの友情が深まるのを見守ります。
この本番前の何気ない時間にする
たわいもないおしゃべりで、
人はつながり、相手を信頼するから。
そしたら、1人の学生が、
「先生、髪、やってあげるわ」
と、すごい機械で丁寧に
私の髪をキレイにまいてくれました。
周りの学生が、
「かわいい!」と、
ほめてくれます。
基本、こどもたちといて、
いつも頭に誰かが
乗っかったりしているから、
パーマやスタイリング剤は、
いっさい使わないようにしていて、
いつもボサボサなので、
この女子のたわむれた感じ、
嬉しかったなぁ…*\(^o^)/*
学生の優しい手に、
身を委ねる時間。
幸せでした!
衣装に着替えて、練習したら、
前の日より、かなり
演技に熱が入る学生たち。
私の演出家の血が騒ぎます。
こんなに個性が演技から見えるなら、
さらによく見えるようにしたい!
師匠が本番直前に
直しを山ほどして、
戸惑ったのを思い出します。
なんで今更?
じゃない。
この全員の研ぎすまされた感性だから、
できることが見えてくる!
今なら、なぜ
それをするのか
わかってくれる。
学生たちは、文句も言わず、
なんどもやり直しました。
そして、いよいよ、円陣を組んで移動。
「先生だけ衣装がないなぁ」と
言われました。
???
いちよ…ちゃんとしてきたよ?
そしたら、なんと、
学生お手製のTシャツと花冠!
こんな嬉しいこと、あるでしょうか。
最初は集まりが悪くて、
みんなが呼び込みにいって、
客席は満席になって、
本番はただただ素晴らしくって、
私はもう前が見えないくらい
みんながまぶしくって、
嬉しくて、楽しくて、
ちびっこお客様たちの喜んでいる姿に
二回公演目には、
演出をさらに加えて、
ちびっこの力も借りる演出にして、
大成功で、あっと言うまで、
嬉しくて、楽しくて、
感動しっぱなしでした。
最後に着替えて、
いよいよお別れ。
私は前期しか授業がないから、
これでみんなとは会えなくなります。
寂しいなぁ、寂しいなぁ…
でも、悲しんじゃダメです。
だって、学生たちは
今の今を生きて、
輝いて、
自分の良さや仲間の素晴らしさに
気づいたんだから、
さらにその先へ、
未来に軽々と進む時が来たのです!
引き止めちゃいけない。
追いすがっちゃいけない。
手放さなきゃ…
別れも爽やかに!
すると、みんなから
花束とメッセージカードをもらいました。
学生の数人は涙まで流してくれています。
嬉しいなぁ
でもネ、私がいたから、
ミュージカルが成功したんじゃない。
私はきっかけにすぎなくて、
自分たちの力で
作り上げたんだよ!
大丈夫。
未来ではもっと輝ける。
がんばれ。
最後に希望する学生の
背中ほぐしを少しずつ、
させてもらいました。
たった15分のミュージカルでも
生命を燃やすと変わるね。
みんなの背中に、
心が開放された様子や
未来を信じる希望が見えました。
最後は、数人が荷物の積荷までしてくれて、
手を振ってくれました。
嬉しいなぁ
寂しいなぁ…
車で走り出したとたん、
涙があふれてとまりませんでした。
ミュージカルのあと、
こどもミュージカルでも
学生ミュージカルでも
立つ鳥、後を濁さずで、
キレイに羽ばたきたい私は、
いつも離れたとたんに号泣です。
こんなにもみんなを
好きになってしまって、
別れは辛いです。
でも、別れがつらくて、
泣けて泣けて仕方ないほど、
学生たちを大好きになれたなんて、
なんて幸せだろう!
昨日の夜から、今朝も、
衣装の洗濯をしながら、
一人一人への想いに、
胸が熱くなる時間を過ごしています。
未来へ。