おしゃべりは息のスキンシップ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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先日、個人レッスンにきた男の子。

小学中学年の
優しく繊細な背中の持ち主でした。

下の弟はまだちびっこですが、
ヤンチャでパワフル。

お母さんは弟に
振り回されている様子。

慎重な子だから、
まずはお母さんをほぐして見せます。

見ていた彼の気が緩んだあたりで、

気持ちいいんだけど、
やってみる?

うん。

ほぐし出したら、
肩甲骨周りに緊張があり、
しゃべることにとても
気を遣っているのが
わかりました。

いろいろ、しゃべりたいこと、
あるよね~

そしたら彼は、
ずっとボソボソと
とりとめのないおしゃべりを
30分近くし続けました。

学校のこと、
友だちのこと、
先生のこと…

何かコレという、
どうしても言わなきゃ
いけないことがあるわけじゃない。

でも、
おしゃべりは
声のスキンシップだもんね。

何か言わなきゃいけないことがなくても、
いろいろしゃべっていたいよね。

特に大好きなお母さんには。

話しを聞くのを重視して、
私も寝転がってほぐすと、
私が緩むから、彼のおしゃべりは、
さらに饒舌になりました。


私の家もそうでした。

私に手がかかるから、
母は私にかかりきり。

姉はもっととりとめもない
おしゃべりのスキンシップを
母としたかったんだろうな。

でも、言わなきゃいけないほどのことは、
毎日毎日起きないから、
ましてや姉は優秀だから、
先生や友だちとトラブルもないし。

母が疲れているから、
遠慮してたんだろうな。

大人になっても、
母とのおしゃべりが
安定剤的な姉を見ると思います。

おしゃべりのスキンシップは、
息のふれあい。

息が合うのは
気が合うこと。

親子で話して、
息を合わせる時間も大切ですね。 

その子のお母さんに勧めたのは
弟が寝てから、一つの布団で、
親子でコショコショ話をすること。

そしたら、たわいないこと、
話しやすくなるし、
息が近くなるもんね。

彼のおしゃべりが
どんどんできていますように!