今日は春日井市の親子教室
『こやぎのおにわ』の日。
4月から月に一回、
みんなで
『ピーターパン』の世界を
楽しんできました。
いよいよ仕上げなので、
衣装を着てみましたよ*\(^o^)/*
妖精ティンカーベルの衣装は大人気!
とは言っても、
有名なあのデザインではありません。
テレビの影響やイメージは
とっても強くて、
特にディズニーの力は偉大です。
こどもたちは
そういうもんだと
思い込んでいます。
あれ?
ティンクなのに、
スカート長いね。
と言われました。
ディズニー、強し!
ディズニーの解釈で
原作をアレンジしたら、
原作を知らないこどもたちは
ディズニーが本物だと思い、
戸惑うこともあるくらい。
たとえば、
『アラジン』に空飛ぶ魔法のじゅうたんは
でてこないし、
お姫様の名前もジャスミンではありません。
『ピノキオ』も
ディズニーでは、
ピノキオがタバコを吸い、お酒を飲み、
ビリヤードをしますが、
原作ではしていません。
私はこどもミュージカルを作るとき、
必ず原作を読み、ディズニーを見て、
その違いを知り、
なぜ、ディズニーがその演出を入れたのか、
原作の何を主要テーマにしたのかなど、
理解するようにしています。
そして、
こどもには
その両方の良さを伝えたいと考えています。
ディズニーが原作じゃないからこそ、
原作のあり方も伝えたいと。
これは、
ディズニーに限ったことではありません。
ジブリの『思い出のマーニー』だって、
『魔女の宅急便』だって、
アレンジがたくさんしてあります。
制作者が時として
ストーリーを原作とは違う形に
ふくらませるのは、
よりテーマをわかりやすく伝えるため。
ウソを教えているわけではないと
私は思います。
そして私も、
演出上、原作に書かれていない
アレンジをいれています。
そのことで、こどもが
さらにその物語を、好きになり、
深く味わえたらいいと思います。
実際、書かれていないけど、
アラジンは魔法のじゅうたんに
乗ったかもしれないし、
お姫様のニックネームが
ジャスミンなのかも!
とも、考えられますしね!
『こやぎのおにわ』で『ピーターパン』を
やりだしてから、
そのDVDをみた男の子、
今日は朝から
ピーター役をやるとはりきっていました。
そして、今まで
セリフを言うのに
まるで興味がなかったのに
今日はたくさんセリフを言って
戦いでも大活躍!
こどもがたくさんのものにふれて、
触発されながら、
心をふくらませていくのが
大切だと思います。
ただし、
私はその作品に関わる以上、
指導する側は、
原作を知る必要があると
強く思いますが…
それはまた、別の話。
作品を体験して、
物語の登場人物やストーリーをあじわい、
こどもの世界が広がるといいなと
私は思います。