嬉しくって仕方ない | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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こどもミュージカル
「オズの魔法使い」のレッスンが
進んでいます。

6教室が
それぞれにレッスンを進め、
最終的に2チームで公演するため、
各教室では、役柄が歯抜け状態で
レッスンが続きます。

だから、
みんなで他の子のシーンも
レッスンをしていきます。

それはそれは、
みんな楽しそうに
自分以外のシーンも
一緒になってやってくれます。

真面目でこだわりやの
男の子のお母さんは、
「うちの子は、
自分の役以外のシーンは
本番は出ないのでいいんですよね?」
と、息子があまりに
他のシーンも熱心なので心配するほど。

人のシーンも
ミュージカルの一部。

それを全身で理解していくと、
作品を味わえるよね。

自分のシーンなのに、サボって
みんながやるのを見ている男の子。

しまいには、指導する
私の背中におぶさって、
みんなにダメ出し指導しています。

年中さんからやってる彼も
もう高学年。

その重さに彼の成長を感じました。

みんなが「やらないの~?」と
声をかけます。

いいの、いいの。

みんなでやってるのを客観的に見て、
自分の立ち位置を考えてるんだから。

へえ!

そっかぁ~*(^o^)/*

こどもは、自分が楽しければ、
人の違いを認めることができる
素晴らしい感覚を持っていますね。

みんなみんな、
楽しくって仕方ない様子で、
しゃべりまくり、
歌い、踊り、
レッスン中でも秘密基地を作り、
大人を寄せ付けずに、
子どもたちの絆を深め、
大笑いしています。

最初はまじめにやりなさい!と、
息子に注意していたお母さんも
あまりにみんなが工夫した基地を作るから、
笑い出しちゃうほど、
みんな楽しそうでした。

私はこんな時、
たまらなく感動します。

みんな、なんていきいきと
生きているんだろう!

私はこのために
ミュージカルをしているんだ、と。

ミュージカルの本番がどうかとか、
人からどう評価されるかじゃなく、
子どもたち、一人一人が
心から生きていることを
楽しみ、喜び、
夢中に生きる場所を提供するために。

もし、昔みたいに
そこらじゅうに広場があって、
子どもが自由に出入りし、
新しい子とも仲良くなって、
子どもだけで遊べる空間があったら、
ミュージカルなんてやらなくてもいい。

私は子どもと
本気で遊ぶ場を作りたいのです。

改めて実感でした。

昨日は、その中で、
なかなか笑えなかった女の子が
みんなの様子に
思わず笑顔になっていました。

子どもだって
人生にいろいろあって、
笑えなくなる時があります。

でも、周りがあまりに楽しそうで、
笑顔が湧き起こって、
生命にあふれていたら、
やっぱり私たちの生命は、
それに影響されて
笑顔が湧き上がるようにできている。

生命は悲しむために生まれたんじゃない。

喜ぶために生まれたんだ。

師匠の言葉がしみてきました。

その女の子に
笑顔を取り戻してほしくて、
私が考えていることなんて
とっても陳腐でした。

彼女の笑顔は、
仲間がちゃんと取り戻してくれた。

彼女を笑顔にするために、
じゃなくて、
それぞれが
楽しむという方法で。

私の本当の師匠は、
いつでも子どもたちだと思いました。

大好きなみんなと過ごせる
かけがえのない時間。

今日は岩倉の子と、
衣装を着て振付しよう!