今日は、専門学校の
子育てスクールという
学校あげてのイベントで、
私の指導してきた
ミニ.ミュージカルの本番でした。
前回は、学生の前でしたが、
今回は子どもたちの前で演じます。
前回の本番で
少し慣れた学生たちは、
それぞれのあり方を
その本番前に過ごします。
私はそのステップアップするかは、
学生に任せています。
つまり、一回目の本番は、
私が本気にする魔法をかけ、
士気を高め、気合をいれ、
学生は後押しされながら
ステージに立っています。
たった、4回の授業で本番なので、
かなりテコ入れがいるのです。
でも、2回目以降の発表は、
自力で自分たちの意思で、
本番を迎えてほしい、と、
思っています。
前回で洗った衣装に
一枚一枚、
全部にアイロンをかけて、
学生がくるのを待ちます。
私ができる
最後のエールです。
学生が集合したら、復習に一回、
流したレッスンはしますが、
それ以上はやりません。
時間をたっぷりめに残して、
お昼休みにしました。
意欲のある人同士は、
演技にアレンジを加えたり、
声量や演技を
パワーアップさせるよう、
自主練しています。
思い出づくりのムービーや
写真を撮る人。
衣装やメイクを整え、
形を整える人。
友だちとリラックスする人…
さまざまです。
いろんなあり方があるな、と、
改めて思います。
最後の最後、
生き方は自分で決めてほしい。
一生懸命やるのか、
現状維持でやるのか、
こなして終わるのか。
本番10分前。
数人が呼び込みに行くと
でかけていきました。
客席にきた
こどもに声をかける
仲間もいました。
セリフの最終チェックを
する人もいます。
本番直前、
一人が円陣を組もうと言いました。
私がステージあいさつを
している間、
きっと円陣を組んだことでしょう!
本番!
ちょいちょい、
ハプニングはありつつも大成功!
『白雪姫』の物語の
お妃様や魔女が怖くて
泣き出す子もいたり、
お妃様と戦う王子に、
大声援を送るこがいたり、
昨年のOBもたくさん来てくれて、
客席を盛り上げてくれました。
みんな、それぞれに
熱い思いで
終わっていたようです。
特にお妃役と魔女役、
王子役の学生は、
やりきってグッタリ疲れていました。
クタクタになるほど、
20分のステージに
生命をかけたことは、
ちゃんと輝きになって
伝わってきました。
最初、表現が苦手だって
言っていた学生が、
すごく笑顔が光っていたり、
自分なりに工夫している学生に、
急遽、新しい演出を加えたのを、
自分なりにさらに工夫して
面白くしてくれていたり、
アドリブを加えたり、
客層によって演技を変えたり、
がんばった学生は、
みんな光っていました。
今の今を生き、
今の今に、
生命を燃やしていました。
その瞬間に立ち会えて、
本当に幸せでした。
前期の授業で私は終わりだから、
これで、この学生たちと
会うのは最後です。
学生たちは、
別の場所の後片付けがあり、
私は装置や衣装の片付けがあり、
ゆっくりお別れできませんでした。
ちょっと寂しいけれど、
これもまた、人生。
出会いも別れも突然です。
みんなと過ごせた時間を
これからまた、私の宝物にして、
私もしっかりがんばろうと
思います。
そして、
今日会えたたくさんのOBが
ビックリするくらい
成長していたように、
また、成長したみんなに
どこかで会えるのを
楽しみにしています!