全身で生きる! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日、高槻の小学校へ指導にいくと、
先生たちの机に最新機器が!

パソコン画面がキーボードから離れ、
タブレットとしてはずせて、
教室に持ち込めば
Wi-Fiでテレビでつなげるという、
あのすごい機械が先生一人につき一台、
配布されたそうです。

若い先生たちはパッパッと使いこなし、
かっこいい限りです。

「先生PC」と表示された待機画面の
クルクル回る文字に
見入ってしまいました。

ファミコンが一般家庭に出回ったのは、
私が小学2年生くらい。

インベーダーゲームから
スーパーマリオが主流になりました。

それからの進歩は目覚ましく、
パソコンは使えてあたりまえ。

今や一歳児も、タブレットを
使いこなしています。

指先で世界が変わる!

こどもたちは、
器用に賢くなっています。

それはある意味、
社会に適応するのに
必要なことでしょう。

でも、ミュージカルの
演技指導をしていると、
年々、全身で表現するのが
苦手になっている現状を感じます。

そもそも、日常に体も心も頭も
フル回転で動くことが
こども時代に少なくなっているから、
口で「もっと全身で!」と言っても、
ピンとこないのです。

声には力がある。

相手を幸せにすることも、
呪いをかけるのも、
吹っ飛ばすのも、抱きしめるのも、
声のイメージと出す人の意思で変わる。

それは言葉ではなく、
もっと根源的な息の中にある。

私はそれをミュージカルを通して
全身で伝えます。

気を抜いて歌ったら、
声はたちまちだれてくる。

おいしそう!と、
思っていない「おかわり!」は、
おかわりじゃない。

悪の気持ちは、
体の底から沸き起こる。

シブい声、高い声、華やかな声…

それぞれの生きている魅力!

そんな一人一人の声に表れる
個性ごと発揮してもらいたい。

文明が進むよさと、
人間であるよさの、
両面が豊かに育ち、
全身で生きる喜びを知って欲しいと
思います。

こどもたちを見ていると…
うん!
だんだん本気になってきた!