熱い気持ちが一つになると、感謝になる! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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「とぶくじら広場」岩倉教室。

やる気満々の女の子たちは、
私が来るなり、「役は?役は?!」

一つ一つ、発表していくと、
歓声があがりました。

本当は悔しい思いを
している子がいるんだけど、
それよりも、
仲間とミュージカルを作る意欲を
大事にし合う岩倉教室は、
本当にいいチームです。

だからこそ、悔しさをもって
自分の役を受け入れた子には、
さらに輝ける配慮をしていきたいな。

レッスンはいい空気で進みます。

レッスンの帰りに、
スーパー銭湯にいきました。

私は時々、スーパー銭湯に行って、
自分の道を振り返ります。

子どもの悔しさも、ちゃんと
刻んでいたいから。

サウナで、じっくり汗を流していたら
テレビで鳥人間コンテストに
ドランクドラゴンの鈴木拓さんが、
鳥人間コンテストに出場する
「チームてぷと」の作る
飛行機に乗って飛ぶ、
というのをしていました。

チームの方々の熱い思いを受けて
飛ぶ鈴木拓さんは、
一生懸命、機体と風を調整しながら
身を動かし、記録を伸ばしました。

順位は17組中8位。
でも、チームの新記録の190m越え!
100mを超えたことがなかったのに、
すごい飛びっぷりでした*\(^o^)/*

最初は責任の重さに、
イヤイヤだった彼は、
だんだん、みんなの熱意に
少しでもこたえたいと、
必死になっていました。

飛ぶ瞬間、彼と仲間は心を一つに
輝いていました。

私は記録もさることながら、
鈴木さんが終わった後、
仲間に感謝を何回も言う姿に
感動でした。

“みんなが僕を飛ばしてくれた”と。

本当に熱い思いで一つになれると、
それは「自分がやった!」という
思いを超えて、
自分をここに運んでくれた人への
大きな感謝に変わる。

それが人間の素直な心なんだと、
改めて思いました。

舞台の本番後、
こどもたちが周りに対して、
自然と感謝している姿。

あの瞬間を、
こどものうちに持っているのは、
生きていく上で大きいなぁと、
わたしは思っています。

今回、悔しい思いを飲んだ子の中には
その本番の経験がある。

だから、どんな役でも、
精いっぱいやろうと思っている。

文句を言わず、
なりたい役になれた子に、
エールを送っている。

すごいなぁ。

人間としての配慮を
ちゃんとしている子ども達。

悔しさを乗り越え、
友だちを祝福している
彼女たちの思いも
ちゃんと背中にしょって、
私も鈴木拓さんのように、
自分の力の全てで、
本番にむかって飛びたいと思います。

こどもの心を、
でっかく飛ばすのが、
「とぶくじら広場」ですから!