小学6年の時、クラスで文集に載せた
“クラスなんでもランキング”。
私は
キャリアウーマンになっていそうな人
ナンバー1でした。
お嫁さんになることに
なによりも憧れていた当時の私は
「そんなわけないよ~」と、
笑っていましたが…
どうやら、働く女性として
今もいる自分を思うと、
周りの見たては正しかったなぁと
思います。
昨日、中学生の女の子と
体ほぐしをしました。
彼女は、私と私の四つ年下の子を
ほぐしていました。
そして、四つ年下の子を、
「意外と細くて、繊細な背中だね」、
と、表現しました。
そして、私には
「ノリの背中はたくましい」
と、言いました。
背中の在り方には、
その人の在り方がそのまま出ます。
繊細さに憧れていた私は、
いつの間にか、
たくましくなったんだな、と、
今は誇らしく思います。
こども時代の大事な時間を
共有させてもらい、
共に喜びをふくらませるのが、
私の仕事です。
時には学校の先生方や保護者の方に、
こどもの今の在り方を
そのまま保証してほしくて、
代弁させてもらうこともあります。
そんな私がフラフラしていたら、
大事な一言が伝えられない。
「今、あなたのこどもは、
がんばっているんです」
「この子は、マイペースだから、
育ちを待ってあげてください」
「あたたかな手で
お嬢さんを包んであげてください。
そしたら、彼女は大丈夫だから」…
ほら、この背中の在り方が
そう語っているでしょう?
私なりに感じる、こどもの背中や、
表現から感じる今の様子を
伝えるのも、私の大事な仕事です。
保護者や先生方は、愛情にあふれて
時にこどもに対して主観的です。
そのために、こどもに対して
客観視できず、自分の思いを
押してしまうこともあります。
だからこそ、第三者で
こどもの内を見たところから、
一言、伝えることが、
関係性に風穴を開けることもある。
その一言が言えるたくましさが、
私にしっかり身についてきたようです。
これは、まさに今まで出会った
こどもたちに育ててもらったんだな、
と、感じます。
たくさんの大人の、
たくさんの愛情に包まれて育つ。
私もその一人として育ち、
今、次の世代にそれをかえしていく。
母親が我が子のために
たくましくなっていくのとはまた違う
たくましさで、
私も、たくさんのこどもを愛する
一つの愛情の形でありたいです。