昨日は「隠れ家ギャラリーえん」で
個人レッスンをする日。
お店のマスターの4歳の息子さんが、
朝から元気に声をかけてくれて、
お母さんと一緒にお家にあった
ピノキオ人形を見せてくれました。
私が主宰する
ミュージカル『ピノキオ』に出る
予定の彼の気持ちを大切に、
家族がピノキオへの思いと
過ごしているステキさに
胸が熱くなりました。
この日の夕方。
小学3年の女の子が、
お母様とレッスンにやってきました。
部屋の片隅のマットが敷かれた
空間にちょっとタジタジ。
なにをされるんだろうと、
警戒心いっぱいでしたが、
体ほぐしが始まると、
たちまちリラックス。
なかなか賢い女の子で、
いろんな物事を理屈で
考えるところがあり、
クラスの男の子が
ちょっかいを出してくることに、
理由が分からず傷ついていました。
男の子って、カエルをつつくみたいに
予想できない反応を示す女の子を
つつくところがあるんだよなぁ~
好きな子をいじめたりもするしね。
私も反応がおもしろいからと、
よくつつかれて、傷ついたタイプ。
彼女の気持ちはよく分かります。
いろいろおしゃべりしながら、
体ほぐしを進めると、
気持ちのささくれが
ほどけていくのが感じられました。
ガマンしないで、
まずはお母さんに
いっぱい聞いてもらうんだよ。
自分の気持ちが、
自分の中で迷子になって、
自分を悪く思わないよう伝えました。
賢い子は、自分の中で考え過ぎると、
自分を攻めてしまうから。
小学生くらいのうちは
ちゃんと吐き出して、客観的に
悩みを整理する必要があります。
よし、次はお母さんをほぐすね。
彼女には、お店側で待ってもらい、
私はお母さんをほぐしました。
お母さんのレッスンが終わる頃、
彼女からかわいいラブレターを
もらいました。
「ありがとう」という言葉とともに、
家族と私の似顔絵つき。
美人に描いてくれています(*^◯^*)
私は「伝わった」と、思いました。
この世には、
自分を傷つける者もあるけど、
必ず自分を分かってくれる
あたたかな存在がいる。
それは、
たった一回の出会いかもしれない。
でも、かけがえのないもので、
大丈夫だよ!と、後押ししてくれる。
私も幾度となく、
そんな存在に助けられています。
だからこそ、
私もそうありたい。
彼女には、私の気持ちが伝わった。
大丈夫。
彼女は乗り越えられる。
彼女のラブレターは、
私の宝物になりました。