今日は「隠れ家ギャラリーえん」で、
個人レッスンの日でした。
個人レッスンでは、
相手の背中と向かい合い、
相手の体の声に耳をすまし、
その言い分に従いほぐしながら、
その声を相手に伝えます。
レッスンをしていて思うのは、
素直で優しい人ほど
傷つく場が多いということ。
今日来られた一人に、
すごくピュアで素直な
心と感性を持った方がいました。
人を疑わず、柔らかく受けとめ、
信じることのできる人。
だけど、そのために
たくさん傷ついていました。
人は優しい人や、柔らかいところに
ストレスの矛先を向けやすい。
硬い壁をたたくと痛いけど、
柔らかいものなら、
自分の体に痛み少ない。
まさにその原理でしょう。
優しい人や素直な人、
息が開かれていると
攻撃されやすいなんて、
なんて生きづらい世の中でしょう!
でも、私は、
やはり、素直さや優しさは
固めずにいてほしいと、
そういう背中と出会うたび
強く思います。
だって、そういう背中の方は、
本当に優しいし、
すばらしい感性を持っているから、
それを発揮しないなんて
もったいなすぎます。
それに癒され、励まされる方もまた、
たくさんいるのですから。
体をほぐして、
素直さやピュアさを大事にしつつ、
固いものをかわせるしなやかさを
身につけてもらえるような
ボディートークのあり方を
伝える大切さを改めて感じました。