泣いて気持ちを発散させる | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



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一人っ子だった子どもに、

下の子が生まれるのは事件です。


今まで一人じめできていたお母さんを、

下の子にとられてしまうのですから。


下の子にしてみたら、

兄弟がいるのは

産まれてから当たり前のことなので、

そこで愛情がほしければ、

何としても獲得しようと、

全身全霊で訴えます。


上の子は、その子の性格によって

それぞれの出し方をしますね。


先日、「にじいろくじら」の教室は

参加者が少なかったので

子どもの背中ほぐしをしました。


小さい子が下にいる

3~5歳のしっかり者の長女は、

おりこうちゃんになっていたり、

我慢していることが多い背中でした。


夜泣きしたり、夜にグズグズし始めるのは、

昼間の我慢が原因であることが多いです。


夜に体ほぐしをしたり、

お布団で親子でゴロゴロしたり、

くすぐりあったり、

ふれあいをいっぱいすることを勧めました。


お母さん方は、

それを客観的に知ったことで、

娘に対するより深い理解ができて、

愛情が増したようでした。


さて、つい先日、

赤ちゃんが産まれたお母さんを持つ

3歳の男の子。


赤ちゃんが退院するという

前日から声がかすれ始め、

おもちゃの剣を振り回し、

人にあたっても謝れず、

それを怒られると大泣きしています。


泣きながら彼は、

「わかってる! わかってる!」と

繰り返します。


それは、

悪いことはわかってる、という

意味なのですが、

なんだかまるで、


赤ちゃんが来るのは分かってる。


お兄ちゃんに

ならなきゃいけないのは分かってる。


お母さんを

独り占めできなくなるのも分かってる。


でも、ボクはイヤなんだ!


と、言っているかのようでした。


兄弟ができるのはうれしくても、

母親をとられるのはなにより

切ないことですもんね。


こうして泣いて、あばれて、

赤ちゃん帰りなんかもしながら、

長男・長女になっていくのだろうと

思いました。


姉の苦労を改めて知った思いですクローバー