セリフの流れを楽しみ、いかす | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

専門学校の授業は、本当にワクワクするし、

勉強になるなと、私はいつも

学生たちに感謝の思いでいっぱいです。


「ボディートーク」という、初めて聞く言葉に

最初は戸惑いながらも、やっていくうちに、


そうか、ボディートークって、

自分の心や体に耳を傾けることなのか。


そして、日常のストレスを取り払うと、

自分のまま自分を出せるし、

そうすると、自分の素晴らしさに気付けるんだ。


みんながそうしていると、

みんなの個性の素晴らしさにも気付けるんだ。


ということが、学生たちに理解されていくことが、

手に取るように分かります。


学生たちは、とてもわがままです。


好きなことや楽しいことにはすごく積極的。


でも、嫌なことや気がのらないと、

すぐにそれを顔や態度に出す。


それでかえって、

学生たちの理解度がわかります。


独りよがりや、説明不足にはすぐに反応が来る。


この授業では、ミニ・ミュージカルを学生たちと作ります。


セリフを言うのに慣れないので、

最初はみんな、

今まで学校の国語でしてきた本読みのように、

大きな声でつらつら言います。


そこで、セリフを「息」から表現すると、

日常で行かせることを話しました。


子ネズミが学校に行きたくないとき、

どんなふうな声(息)で駄々をこねるか。


ママネズミが、

学校に行きたがらない子ネズミを、

どんなふうな言い方(息)で、

「じゃあ、ママ、ひとりでいきますからね~!」

と言えば、思わず行きたくさせるように誘い出せるか。


どんなタイミングでセリフを言うと、

聞き手がワクワクするのか・・・など。


それはそのまま、現場には行ったとき、

子どもの気持ちを息(声)から知ることにもなるし、

息(声)で子どもを引き付ける技術にもなる。


そのためにも、劇表現は的確な声(息)を

たっぷり表現し、体ごと納得していく。


学生たちの感想には、たくさんの「楽しかった」が

寄せられました。


そう、自分が楽しいから、

人も一緒に楽しめる。


嫌なことも、好きなことをやっていると、

気がつくとできるようになっている!


表現への苦手意識が強い子が多かったようですが、

ぞの空間には誰もいないように見えるくらい、

みんなが生き生きとやっていました。


さあて、次回はどうなることやら…。


今から来週に向けて知恵を練りたいです!!



本ミニ・ミュージカルの題材は…本


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