子どもの個性をいかすために、とことんこだわる | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

「とぶくじら広場」では、

3月2日に本番を迎えるこどもミュージカル

『長靴をはいたネコ』に向け、

各クラスで役決めおよび、配役発表が行われています。


脚本はまだ渡していなくて、

ストーリー説明だけして、

それぞれのこどもの個性を見極めるために、

お話の中のセリフを言ってみたり、

即興的に動いてもらったりしていきます。


そして、その子にぴったりの

一番輝くはまり役を選び、

ある程度は、その子の個性に合わせて

脚本を書いていくのです。


とはいえ、どの役になりたいか、

子どもたちにはそれぞれイメージがあります。


今年は「ネコ」が主役だな。

大勢の役は嫌だな。

女の子は男の子の役を嫌だ、など、

狙ってる役や、やりたくない役もあり、

こちらとしては、最も悩むところです。


先日も、ネコ役になりたかった女の子が、

ネコ役になれず、がっかりと肩を落としていました。


でも、私はその子の幅のある表現力と、

堂々と人前で話すことのできる性格を、

別の役でいかしたいという思いがあります。


それは、原作には出てこない役だから、

まだまだ彼女にはイメージができません。


脚本が渡ったら、

きっと納得してくれるだろう。


そうは願っていますが、

みんながみんな、いつでも

自分の思い通りになるわけではないことを知るのも、

また、人生の醍醐味です。


自分にとっては悩むような

あるいは気乗りしない状況でも、

一歩、努力できるよう、成長してほしい。


あなたの気持には添えないけれど、

私はあなたを思っている。


そういう愛情がきっとだれのそばにも

こうしてあるんだろうな。


いつか、そういうことも、感じられるといいな。


そう願いながら、

今日も脚本を練り直しています。