ボディートークをベースにした全身表現は、とっても楽しい!
増田先生が主宰する、
ボディートークのミュージカルに初めて出会った小学4年の頃、
「ここは天国か?!」と、私は思っていました。
でも、あるとき、そんな場所でも、
自分しだいで、うまく自分を出せない日もありました。
「自然で素直な本来の自分」と、
「自分勝手」を勘違いして、わがままにふるまえば、
仲間に怒られる日もありました。
そんな時、心は葛藤します。
自分にとって、大事な場所だからこそ、
なんで今日は楽しめないの?と。
私はその葛藤も、大事なレッスンだと思っています。
昨日の「とぶくじら広場」では、小学2年の女の子が葛藤していました。
もともと、とってもシャイな彼女。
「とぶくじら広場」にきて、少しずつ自分を発揮できるようになり、
この場にくるのを、楽しみにしてくれています。
いつもは、はりきり屋のお兄ちゃんがいて、
最近の彼女は、そんなお兄ちゃんをうるさがっていました。
でも、実はそのお兄ちゃんの存在感が、
彼女を包み、守っていて、
だからこそ、彼女は安心して自分を出せていたのです。
お兄ちゃんが休んだ昨日のレッスン。
彼女は帰りたいくらい、不安がいっぱいになっていました。
でも、やるべきときには、やらなくちゃ!
彼女は座り込まず、泣き出さず、
歌や踊りに最後まで取り組んでいました。
以前の彼女なら、とっくにへたりこんでいたな。
がんばってるなぁ!
私は見守り、声をかけすぎないよう、
あえて少し、彼女からひいていました。
窮地に立たされると、人はなんとかしようとします。
彼女は自ら、新しい仲間と、関係を築こうとしていました。
きっと、今まで安心させてくれた、
お兄ちゃんへの愛情も高まったのではないかな?
心が葛藤するのも、大切なレッスン!
彼女の成長を願うからこそ、
不安な彼女に手を出し過ぎないよう、
出したい自分の手と、私も葛藤した一日でした。
子どももがんばる!
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