葛藤も大事なレッスン! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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ボディートークをベースにした全身表現は、とっても楽しい!

増田先生が主宰する、
ボディートークのミュージカルに初めて出会った小学4年の頃、
「ここは天国か?!」と、私は思っていました。

でも、あるとき、そんな場所でも、
自分しだいで、うまく自分を出せない日もありました。

「自然で素直な本来の自分」と、
「自分勝手」を勘違いして、わがままにふるまえば、
仲間に怒られる日もありました。

そんな時、心は葛藤します。
自分にとって、大事な場所だからこそ、
なんで今日は楽しめないの?と。

私はその葛藤も、大事なレッスンだと思っています。

昨日の「とぶくじら広場」では、小学2年の女の子が葛藤していました。

もともと、とってもシャイな彼女。
「とぶくじら広場」にきて、少しずつ自分を発揮できるようになり、
この場にくるのを、楽しみにしてくれています。

いつもは、はりきり屋のお兄ちゃんがいて、
最近の彼女は、そんなお兄ちゃんをうるさがっていました。

でも、実はそのお兄ちゃんの存在感が、
彼女を包み、守っていて、
だからこそ、彼女は安心して自分を出せていたのです。

お兄ちゃんが休んだ昨日のレッスン。
彼女は帰りたいくらい、不安がいっぱいになっていました。

でも、やるべきときには、やらなくちゃ!

彼女は座り込まず、泣き出さず、
歌や踊りに最後まで取り組んでいました。

以前の彼女なら、とっくにへたりこんでいたな。
がんばってるなぁ!

私は見守り、声をかけすぎないよう、
あえて少し、彼女からひいていました。

窮地に立たされると、人はなんとかしようとします。

彼女は自ら、新しい仲間と、関係を築こうとしていました。

きっと、今まで安心させてくれた、
お兄ちゃんへの愛情も高まったのではないかな?

心が葛藤するのも、大切なレッスン!

彼女の成長を願うからこそ、
不安な彼女に手を出し過ぎないよう、
出したい自分の手と、私も葛藤した一日でした。



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