昨日は舞玉さんというとんぼ玉の工房兼ギャラリーをされている
とんぼ玉作家さんのもとで、
ボディートークのレッスンをさせていただきました。
スープもシーフードで最高!!
朝にグループのワークショップをさせていただいたのですが、
そこに小学4年生の男の子とそのお母さんがやってきました。
お母さんとこどもで参加してくれるワークショップは、
親子関係を深めるいい機会♪
私もどうなることかと楽しみにスタートしました。
最初は体を揺する不思議な動きに、
男の子も躊躇が見えましたが、
そきどき聞こえをかけるだけで、
後は、彼が楽しそうだなと感じて、入ってくるのを待ちます。
無理に入れると、強制されるのが嫌になって、
自分を発揮するのが嫌になるからです。
案の定、お母さんともう一人の参加者(舞玉さん)の
声がほぐれ始めると、少しずつ顔を出してきました。
「なんか、楽しそうだな・・・」と思ってきたのでしょうね。
みんなで一緒に、
体をほぐして、心をほぐして、日常的なしこりがほぐれてきた時、
「キョンシー」というボディートークのプログラムに挑戦です。
中国のお化けのキョンシーは、手をまっすぐ伸ばして、
すごく高く飛びながら迫ってきてかみつかれると、
その人もキョンシーになってしまうというコメディーホラー?
みたいな映画で、すごく話題になったものです。
ボディートークのプログラム「キョンシー」では、二人一組で行います。
一人が腕を伸ばし、キョンシースタイルでピョンと跳んでみます。
そして、それを見て、もう一人が、
相手が跳ぼうとするタイミングに、
腰をフッとあげるお手伝いをする。
すると、ビックリするくらい高く跳びあがれるというものです。
あげる方も相手が飛ぼうとしていると大きな力がいらないし、
あげられる方も、驚くほど高く跳んだ気になれて、
世界が違って見えるくらいです!!
これは、相手を手助けすることの意味を知る実習でもあります。
手助けとは、相手がやろうとする自主性に対して
的確なタイミングで、スッと手を添えるくらいでいい。
そうすると、本人は自分でできた達成感を得られるし、
助ける方も無理なくできるということです。
大切なのは、支える側が相手のタイミングをつかむこと。
この親子、息子さんは跳ぶ瞬間に躊躇して、
ちょっとゆっくりなるのですが、
お母さんはせっかち気味で、迷いなく跳ぼうとするし、跳ばせようとする。
だから、息子が跳び上がる前にあげようとして、
なかなかうまくいかないのです。
息子さんもお母さんのそのタイミングに、
跳ぶことをうまく合わせられない。
話しているうちに、日常生活の中に、
そんな場面がいっぱいあることが分かりました。
彼のゆっくりさを、ついつい急かしてしまう母。
結果、無理やり動くみたいになって、
息子は、動きたくなくなってしまうというのです。
でも、このプログラムを通じて、息子さんの行動の
タイミングや精神構造が見えたようでした。
そして、おもしろかったのは、
息子さんがお母さんを持ち上げるタイミングは
バッチリ合うということ。
つまりは、息子さんがお母さんを支える関係性は
うまくいっているんですね!!
そこを大切に見ていると、
この親子関係はますます良好なのだと思えました。
そんなことを、体ぐるみで客観的に見ることができて、
とても楽しい時間になりました
「今日のたった2時間で、
息子はとってもイキイキと良い顔に!
あれから、のりこ先生の話が度々出てきて、
初対面だけど、今までで一番心開いた感じ。
さっきも 自分から、あーーって体揺らして(笑)
半分ふざけながら。
でも やり始めたら 真剣に2人で復習したよ。
嬉しそうに、
先生、ぼくの事がんばり屋さんって言ってたね って。
認めてもらってかなり心にしみたみたい。
これから少しでもほぐしてあげられると思うと、
本当に嬉しいわ」
これは、参加してくれたお母さんの感想です。
喜んでもらえて本当にうれしい。
でもネ、息子さんが本当にうれしいのは、
今のしんどい自分を、
お母さんが受け止めてくれたことなんですよね。
親子ってステキだなあ~