こどもの表現教室「とぶくじら広場」は、
2012年3月に手作りミュージカル『ピーター・パン』を、
758キッズステーションという
名古屋市の子育て支援スペースを舞台にして発表しました。
初めての発表会で、
告知もあんまりできていない状況で、
どのくらい来てくれるかと不安でしたが、
当日には、70人以上の方がお越しくださり、
部屋はぎゅうぎゅうでした
その中でワクワクした子どもたちの姿に、
お客さんがたくさん拍手をくださり、
こどもも喜びがはじけ、親御さんも喜んでくださいました。
そして、次は小劇場を借りようということになり、
お母さん方も、今まで以上に、
協力体制を見せてくださるようになりました。
それぞれの方が、それぞれの思いで、
たくさんの意見をくださります。
私はそういう意見を聞くたび、ありがたいなと思います。
私は長年、幼稚園や小学校でミュージカル作りをしてきて、
多くのことを学びました。
なにって、私にはミュージカルを作るに必要な
さまざまなの力の才能が、だいぶ足りないということ。
私は、自分でできないから、
先生方や、保護者の方にたくさん協力してもらってきました。
その時学んだのは、
私ができなくても、できる人がいっぱいいて、
私がしゃかり気になるより、
そういう方が、それぞれの力を発揮してもらうことの方が、
よほどすばらしい作品になることです
それぞれの方の、さまざまな能力が、
熱い思いの中、花ひらくのは、本当にすごいことです。
だから、才能がなくて、
むしろ良かったというべきかもしれません。
今、今年度の『長靴をはいたネコ』に向け、
お母さん方が、それぞれの思いを伝えてくださります。
この写真も保護者の方がとってくれたものですし、
チラシも保護者の方が協力してくださりました。
チラシを置く場を探して足を運んでくださる方、
おやつを作ってくださる方、会場を貸してくださる方・・・。
具体的に係をしていなくても、
こどもをレッスンに送ってくださり、
その成長を見守ってくださることが、
何よりの協力であり、私が最も感謝していることです。
支えてくださる方の中には、
「もっと私の意見を前に出して。方向性を示して!」と
言ってくださる方もいらっしゃいますが、
私は今、なにより、みんなの声が聞きたい。
それが私の意見です。
お母さんの話、子どもの話、お父さんの話・・・。
その思いがまずは出しあえる場であり、
その中で、刺激し合い、高まって、
新しいものが出来上がっていく場。
理想論?
ええ、そうです。
理想がないと始まりません。
今、始まったばかりの「とぶくじら広場」が、
たくさんの人の思いが集まってできるものになるといいなと
私は心から思っています。
ぜひ、あなたも、
「とぶくじら広場」で自分の中にある
思いやイメージをかなえに来てくださいね!!