今日は大阪保育福祉専門学校の授業の日でした。
学生たちと二回目の授業。
前回書いてもらった一行感想の一枚一枚に、
全部感想を書いて返したところ、
今日は前回よりもっとたくさん、
みんなが感想を寄せてくれていて、
なんだか学生の思いに、少し近づけたようでうれしいです。
私は総合演習で1クラス6コマ(たった三回!)みたら、
次のクラスと交代するため、もう1クラス目は次回で終わり。
名前も覚えきれないうちにあえなくなるので、
せめて少しでもコミュニケーションをとりたいと思っています。
学生時代の貴重な時間をもらえるわけですから、
やっぱり大事にしたいです。
今日は一回目に比べ、盛り上がる感じはちょっと低めな日でした。
学校生活にも慣れてきたし、ボディートークもわかってきたし、
ちょっとだれる時だからな~と思っていたのですが、
感想をみると、みんながじっくり取り組みだした成果だったと
感想を読んでしりました。
だんだん自分で実感できるようになってきたから、
じっくり自分の中で考え、感じることを
大切にしている感じとでも言うのでしょうか…
最近の若者は、早く答えを出すことを求められすぎて、
すぐ答えを出すことは得意ですが、
自分の中で感じ、それを出すには、
それなりの時間と覚悟がいるんだな。
だからこの静かにじっくり盛り上がる時期は、
しっかり楽しんでくれた結果なんだと思えて、
私も大きな学びになりました。
学生たちとふれあって、一緒に取り組んで思うことは、
一人ひとりが本当に深い思いで生きていて、
その中で懸命に戦ったり、喜んだり、悲しんだり
必死になって生きているということ。
そして、社会に出て、ちゃんと役割を果たしたいと
夢見ていること。
その夢が形になっている子もいれば、まだ
あやふやな子もいますが、
それぞれにちゃんと思いがある。
もし、社会に出ている大人が、
先人としてできることがあるとしたら、
彼、彼女らに、社会で生きる楽しさ、素晴らしさを
背中で伝えることじゃないかと思うのです。
社会で生きるにはつらいことのほうが多いくらいかもしれない。
でも、やっぱりここでしか得られない感動がある。
「会社」ではなく、それぞれの人が生きている「社会」。
社会はいたるところに存在します。
会社の中にも、組織にも、ママ友、嫁姑、ご近所づきあい…
苦労することもあるけれど、
その中、特有の喜びや素晴らしさもいっぱいあります。
私は学生たちと出会って、
この生き方をしていたから、彼らに会えたことを
たぶん彼ら以上に・・・うれしく思っています。
自分の人生はこれから素晴らしいものに満ちている!
という感動をもって、これから歩んでほしいと思うのでした