昨日、「とぶくじら広場」の手作りこどもミュージカル
『ピーター・パン』が、無事、大成功に終わりました
客席が10人くらいだったらどうしよう・・・という不安を吹き飛ばす、
会場ぎっしりの60人超えでした!
本当なら、758キッズステーションの子育て広場に来ている子にも
声をかけたかったのですが、
(そのために、子育て支援施設のこの会場を選んだので・・・)
客席が込み合いすぎて、ほとんど声をかけられないほどでした。
それでも、子育て広場に来ていた子も見に来てくれていました!!
その客席のみなさんにも、こどもの演技に
手拍子したり、掛け声をかけてもらったり、
一緒に踊ったりするプログラム構成していましたが、
本当に客席と舞台とが一体になった空間になりました。
出演者のこどもは天白教室、喜惣治教室合わせて14人。
小学5年生1人・4年生1人・3年生5人・2年生2人・1年生2人
年長さん2人・年中さん1人と低学年が多く、
ミュージカルというものを、学芸会以外ではあまりしらない子どもたち。
フック船長役だけ、仲間の大人に頼みはしましたが、
ほとんどがこどもの力で作品をすすめなくてはいけない。
正直、どうなることやら・・・直前までハラハラしていました。
練習では自分を出せることが何よりうれしい子どもたちは、
私の上に登ってはなれない子、
四つん這いで走り回る子、喋りまくっている子…
まともな練習は何回くらいできたか?!
でも、毎回のこどもの心の弾みが何よりの原動力でした。
とはいえ、練習で演技的なことを言うと、
子どもがそれを吸収していくことを実感していました。
ピーター役やウェンディ役の子には、
「行動の一つ一つに、その行動を伴う声がある」と
指導しましたが、それをていねいに練習の度
身につけ、演じていました。
インディアンの酋長の子は、
みんなの声の中、一人、ソロを歌うのですが、
ちゃんとその間合いを計算し、
みんなが早くなれば、自分の声の入りのタイミングを
調整していました。
海賊の中で銅鑼をたたく子は、海賊を束ねる役の子。
「その銅鑼の音を聞いて、みんなが動きたくなる音を出すんだよ」
と言ったら、一生懸命、たたき方を工夫してくれていました。
海賊で、泣く子どもを黙らせるために床にムチを打つ子に、
みんなを黙らせるタイミングで打つんだと指導したら、
絶妙のタイミングでムチを打っていました。
「仲間が忘れたセリフはみんなでカバー!」といっていたら、
練習中から互いに助け合っていましたし、
動きでも、立ち位置を決めなくても、
作品を何度もやって理解している子が、
たがいに重なったり、キュッと集まらないように、
場所を工夫してくれていました。
やる気満々のジョン役の子が、
何度も自主練習する姿に、
周りの子も確認作業をしていました。
引っ込み思案の女の子たちも、
かわいい声を客席に響かせていました。
年中さんや年長さんも、
小さい子が一生懸命やっている!ではなく、
ちゃ~んと自分で工夫し、考え、演技をしていて、
しっかりメンバーの一員でした。
本当にみんなの力が一つになって、
物語の世界を全身で表現していました。
そして、何より力になってくれたのが、保護者の方々です。
お母さんだけでなく、お父さん方も、
舞台の安全な配置に、積極的に協力してくださりました。
ドタバタでご迷惑もいっぱいおかけしたにもかかわらず、
本当に気持ちよく動いてくださりました。
受付でも来る方々を優しい声で客席誘導してくださり、
なんともステキな会場の雰囲気は
保護者の方々が作ってくださったといっても過言ではありません。
そして、仲間の存在。
今回のフック船長をはじめ、私の気持ちを知ってくれている、
そして、ボディートークをベースとした
ミュージカルの在り方を理解している仲間の存在には感謝です。
私がやることを知って、本番に駆けつけてくれた仲間もいました。
早くから来てくれて、準備から片付けまで手伝ってくれました。
準備段階から誰も声を荒げずに、楽しい空気があふれていました。
空き時間にはこどもと戯れ、袖でも交流を深め、
本番中にも、こどもが安心して
自分を出せる空間を保証してくれていました。
ほかにも「いつでも手伝うよ!」といってくれている
大阪の仲間もたくさんいました。
今回はまだまだ、ご足労願える規模ではなかったので、
お願いは控えましたが、そういう声をいただいていることが、
何よりの励ましでした。
ああ・・・こんなにたくさんの力が合わさって
舞台は成立するんだなあ!!
客席にも私を知ってきてくださる方が、
「応援してるよ!」というあたたかいまなざしを届けてくれました。
協賛金として応援してくれた着物ショップ「和 着楽座」さん、
Tシャツをプレゼントしてくれたお母さん、
差し入れをお持ち下さった方々にも大変感謝しています。
この場を借りて、
今回の公演にかかわってくださった方々、
そして応援して下さった方々に、
あつくお礼申し上げます。
このエネルギーをいっぱいに、
また次回!!もう少し大きな会場でできたらいいなあ~