全身で友情をしめして! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

言葉だけじゃ、伝わらないよ。
全身で心を伝えて!



今日は私が指導スタッフをしている
「ミュージカルひろば 星のこども」のレッスン日でした。

本番まであと二週間!

演出の増田先生にも、
出演するこどもたちにも、
指導スタッフにも、
当日手伝ってくれる裏方スタッフにも、
だんだん気合いが入ってきましたよ!

さて、「オズの魔法使い」の中でメインとなるのは、
もちろん、ドロシー、トト、かかし、ブリキマン、ライオンの友情です。

役にあたっている子達は、
みんな自然で素直に演技をしていて、
みんなハマリ役で、とてもいい雰囲気なのに、
なぜか友達の感じが薄い…。

なぜ?

見ていて分かったのは、
そのメンバーの距離間でした。

友情を語っているのに、互いが相手と微妙な距離をとっている。

現代っ子特有の、パーソナルスペースを守りあっている感じでした。

真の友情は、あたたかなふれあいを伴うものです。

以前紹介した、こぐまのたわむれのように、
じゃれあう男の子達は、
3人、同じカラス役ですが、
演技の中でも、やはり、親しい距離で演じています。

そこで、ド、ト、カ、ブ、ラの5人にも、
親しい距離で演じることを伝えると、
彼女たちの内側からわいていた
互いの友情が、はっきり見えてきました。

そう、友情を感じていないわけではなく、
それを全身で表す術を、
いかしていないだけだったというわけです。

自分の中にいっぱい気持ちがあっても、
それは思っているだけや、
言葉で伝えただけでは、
相手に響かないものです。

全身全霊で伝えて初めて、相手に感じてもらえます。

このミュージカルを経験したこどもたちが、
日常に帰っても、素直に、
全身全霊で気持ちを伝えられる喜びを
もってくれるといいな、と、思います。

「オズの魔法使い」の本番は、12月26日(月)。
増田明氏 演出の素晴らしいミュージカルです。

たくさんのお客様に、
こどもたちの輝きを伝えたいと思います!