ヤンチャすぎて、なにがなんだか…
でも、こどもは自分を取り戻してるんだよね!
今日は、天白区の「とぶくじら広場」の日でした。
始まって三回目のこの教室は、
まだまだみんながヤンチャしほうだい!
何をやっているのか、形になりにくい空間です。
ミュージカルにしていきたいけど、形にこだわらず、
内側にアプローチ!(前回のblog参照)
焦らずに、こどもたちの心のひだに合わせたレッスンを心がけます。
そういう意味で、こどもが自分のままにいれる、
貴重な場所になっています。
今日も、くるなり私の膝にはりつき、
離れない男の子がいました。
3年生と少し大きいので、
くっついたままの指導は、大変不自由です。
でも、その子のあまりのくっつき方に、
今、彼は何か不安定な気持ちを抱えていて、
それであたたかさが必要なんだとわかりました。
そういうときは、少し暑苦しがられるくらいに、
私はくっつき返します。
大丈夫、あなたを理解している大人が、
お母さん以外にも、ここにいるよ、と、全身で伝えるために。
私自身もそうでしたが、
3、4年生くらいは、
社会が自分とは違うと認識し始める時期です。
なぜ、みんなはこうなんだ?
なんで自分ばっかり怒られる?
この人が許されて、これに怒るなんて変じゃない?
社会を認識し始め、自己確立の時期なのです。
でも、まだ誰かの一部でありたいという、甘えもあります。
(シュタイナー教育を始めとし、
この9歳、10歳は節目の歳だと言われています。)
そんな不安を、ぶつける先に選ばれたとは、
なんと幸福なことでしょう!
おもしろいのは、同じ3年生のほかの男の子と、
そのヤンチャ君の在り方です。
一人は、慎重で繊細な子ですが、
表現して自分を開放する楽しさを感じ、
表現の世界をもっと味わいたい!という子。
彼はなんとか真面目にやらそうと誘導しています。
自分のイメージが止まらずあふれるアイディアマンの、
もう一人の3年生の子は、
他がどうであろうと、やりたいところは
マイペースに楽しんでいます。
でも、すばらしいのは、
「おまえがいなければ、もっと楽しいのに」という心が、
だれにもないこと。
それぞれの在り方を認めた上に、
みんなの自由な態度がなりたっています。
表現のすばらしさは、
一人一人が違うというよさです。
こどもたちが、それを無意識的に感じられていることが、
私はうれしいです。
まじめにやりたい、一年生の女の子たちは、
ちょっと困っていましたが、
そんは時期もあるものです。
これにひるまず、
自分を発揮することに、専念してくれるといいな。
そういうプログラムを、きちんと準備したいです。
ヤンチャもまたよし!
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