魔法使い役の息とは? | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

すべての役の中に、その役に見合った息がある。
自分の息から出発すると、
演技の幅は広がる!

こどもの心はミュージカル!


昨日は私の師匠、増田明先生主宰の
「ミュージカルひろば 星のこども」のレッスン日でした。
一般公募で出演者を集めた、こどもミュージカルです。
私は指導アシスタントをしています。

台風の影響もあり、警報は解除されていたものの、

集合人数が少ないかと思いきや…
夏の合宿以来のレッスンに、
この日を楽しみにしていたこどもたちが、

続々と集まりました。

今年の演目は「オズの魔法使い」。
みんなで作品中の歌を歌ったり、

演技に取り組んだり、踊ったり…
充実した時間は、あっという間に過ぎました。

「オズ」には、たくさんの魔女や魔法使いが登場します。
いい魔女、悪い魔女、魔法使いを名乗るペテン師。
まさにアメリカ的な展開です。

私たちのミュージカルでは、
この魔法使いたちを、大人の出演者が演じます。
(この人達も、一般公募です)

役を決めるとき、演出をする増田先生が大事にするのは、
その人自身の息です。

1番の悪役イブリーンは、迫力のある息ですが、
それ以上に、みんなをリードし、ひっぱることのできる息が必要です。

オズ大王は、威厳のある息と、気の弱さのギャップが出せなくてはなりません。

北の魔女には、あたたかさと明るさ。
南の魔女には、母性的なおおらかさと、優しさ。

もちろん、演技の中で磨いていくのですが、
本人の中に、その素質がはっきりあると、
内側からふくらませていくことができます。

今年もすばらしいメンバーが、増田先生に選ばれ、役につきました。

こどもミュージカルを、舞台の上で支え、あたたかく包み込むのが、
ミュージカルに出演する大人の役割です。
他にも、さまざまな役の中で、
そういった大人が、こどもと共に、
ミュージカルを楽しみ、ミズカラの内を膨らませています。

さあ、演技の中で、どうやって息を使い分けるのか?

それは次回のお楽しみ 音譜


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