誰かと自分を比べずに、
自分のペースで生きられたら、
もっと自然に、素直に、豊かに能力を発揮できる!
私は最近、勉強が苦手な女の子に勉強を教えています。
お人好しで、のほほんとした女の子で、
一年生の時、勉強の得意な友達が、
彼女の宿題をほとんどやってくれたために、
勉強する習慣がつかずにきてしまいました。
考えるのがめんどくさい、
文章を読むのがめんどくさい…
彼女の中に、そんな気持ちがあるために、
いつもいい加減に問題に取り組むから、
いつも間違えてしまい、ますます嫌いになっていく。
その気持ちを変えるところから始めなくては…
私は絵本を一緒に読んだり、
モノを使って算数したり、勉強の楽しい面を
味わうように、一緒にやってきました。
それが、昨日の勉強会
彼女が勉強そのものを楽しんでいる姿が見られました。
最初に夏休みの話をたくさん聞きました。
彼女は満足いくまで楽しかった思い出を話し、
その中から、「夏の思い出」の作文を書きました。
漢字の勉強も「もっとやりたい!」
算数も「もう少し、がんばりたい!」と、
時間もいつもより30分も多くやりました。
どうして急に?
実は、彼女、いつもお友達に
「え~? まだそんなのもわからないの?」
といわれていて、そのたびに
「うん、私、バカだから」と、自分を笑っていました。
それがこの夏休み。
友達にバカにされることがない中で
勉強ができたのです。
余計なことを考えずに没頭できた。
その中で楽しさが分かってきたのです
人にはそれぞれのペースや能力があります。
その力を、自然に素直に、
人の目を気にせず、
自分のペースで発揮できたら、
もっとたくさんの力が開花できるだろうと思いました。
でも、日常ではそれが難しい。
だからこそ、
そういう自分をたっぷり発揮できる空間が、
誰にとっても必要なのだと思います