子どもを「見守ること」と「見張ること」 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

こどもの成長に必要なのは「見守ること」


見張っていると、自己肯定感は育ちにくい




こどもが木登りをしています。


ちょっと頼りない登り方をしていますが、


本人は真剣で、バランスをとりつつ、慎重に登っています。
木はそれほど高くありません。





あなたならどうしますか?





①危ないからさっさと下す。


②注意を促し、落ちないよう見張る。


③その子のやり方に任せ、見守る。





おそらく、このうちのどれかでしょう。





こどもには、転んでも自分で起き上がらせる力をつけることが大事、


と、よく言われます。


大人が何でも手を貸すのではなく、


自分のことは自分でやること、それはとても大事なことです。





でもこの時、

大人がどんな目をして、こどもを見ているかが、


重要だと私は思います。





こどもが大きなケガをしないように、


あるいは社会で生きていく力を育て、


教えていくことは、大切なことです。





しかし、その時に、


子どもを見張っている人が、いかに多いか。


私は近頃それを感じます。





その子が何かミスするのではないか、


悪さをするのではないか。


いつでも、目を光らせている。





ちょっとした危険をすぐに注意し、


ちょっとしたいたずらをすぐさま怒り、


やり方から何まで指示している。


「見ている」つもりでしょうが、結果的に「見張り」になっている。


そういう大人が、結構、たくさんいるように思います。





それでは社会で生きていくための常識や、


危険認知はできるようになっても、


自分を信じてやってみるという、自己肯定感が育ちません。



まずは本人のやりたいことや、やり方を尊重し、危なくなる直前に、あたたかくフォローする。


失敗してもいいから、


まずは自分でやってみたいと思う気持ちを、


大人が尊重し、あたたかく「見守る」。





失敗から子どもが何を学ぶか、


少し先を生きる大人として、何を伝えたいか、


子どもを信じて、心のケガにも気を配ることで、


子どもの心を育てること。





その中で、自己肯定感が高まり、


『意欲的に生きる=よりよく生きる力』が育つと思います。





『生きる力』以上に大切なのは、『よりよく生きる力』。


それが人間として生きる、本当の力だと思います。


『よりよく生きる』とは?





そのあたりのお話は、次回に…




本ケストナー作品には、こどもが様々な経験から、


心を成長させる姿がいっぱい虹





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