今、伝えたことが花開くのは、
おそらく10年くらい先のこと。
だからこそ、今、目に見える成果よりも、
生きる喜びになることを。
先日のblogでも書きましたが、
以前、一緒にミュージカルを作った幼稚園の先生たちと、
ご飯を食べに行きました。
その中の一人の若い先生は、私と出会った頃、表現が苦手で、
私が園に来て、ミュージカルをするとなったとき、
後ろの方にひいていたのを、今でもはっきり覚えています。
今から、4年ほど前です。
私はその先生を初めて見たとき、
その素直さと優しさに、
きっと「ボディートーク的ミュージカルなら、表現をスキになるな」と、
確信しました。
本来の自分を発揮し、それが周りに認められると、
人は自己肯定観にあふれ、
生きている喜びを感じます。
そんな体験を、こどもと共にすることで、
先生と園児のつながりも深まります。
それが、表現の魔法です!
私の確信通り、彼女はいきいきと、
すばらしい個性を発揮し、
たちまち表現が好きになりました。
それ以来、その先生のクラスには、
いつでも表現の魔法があふれています。
園児に届く絵本は、絵本の国の大王から届いたり、
幼稚園の屋根には、キツネのコンがいたり、
色水がにごるのは、魔女のしわざだったり…
そして、しばしば園児達とそれを全身で表現しているようです!
今すぐ、結果の出る教育ではないかもしれません。
でも、この先生と共に表現を楽しんだこどもたちは、
イメージを膨らませ、感情豊かに全身で表現すると、
生きる喜びがあふれることを、
成長の根底にもつのです!
すばらしいなと、うれしくなります♪
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