楽しいこと、嬉しいことを集めよう
暗い気持ちは破いてしまおう!
子どもという存在は、親や大人の手によって守られ、保護され、成長します。
よっぽどのことがない限り、子どもだけで生きることはなく、大人に何か与えられています。
与えられるものが多すぎると、子どもは時として、ミズカラつかむことが本能的にできなくなってしまいます。
でも、そういった環境さえあれば、やはり、子どもも自分で何かをつかもうとするものです
今朝、情報番組『スッキリ』で、被災地の子が「ファイト新聞」というのを、毎日作っているニュースを見ました
避難所の体育館で、小・中学生が5~6人、自分たちで取材し、編集し、手書きの壁新聞を作っていました
被災地に元気が取り戻せるよう、明るいニュースを探す。
暗いニュースを書いてしまったときは、その紙を破いてしまうのが決まりだそうです。
保健師さんから風邪の予防法を聞きに行ったり、同じ被災地にいる人からカメラを借りて写真を撮ったり、
街を歩いて桜が咲いていたなどのニュースを探したり…その姿にはたくましさを感じました
大人たちは、子どものにぎやかさに元気をもらえると喜んでいました
この新聞、子どもたちが自分たちなりに考えた、被災地復興のための活動なんだとか…
すごいなあ 自分たちで、自分たちの生命を活性化している
ここでこうしてできた仲間は、この子たちにとって共に苦難を乗り越えた、生涯の友になるだろうし、
自分から幸せを探しに動いた力は、絶対に生きる上での宝の時間となるだろうなと思いました
その中でもつい、出てしまう暗さや辛さ、悲しみ。
それを書かないようにするのではなく、書いたら破ろう!という姿勢も、
生きる知恵が内側からにじんでいるなと思いました
これだけ生々しい命の体験をした子どもたちが、懸命に生きている。
それも積極的に、自分たちの生きている意味を、その地で発揮している。
与えられすぎて、「なぜ生きているのか」ぼんやりしてしまいがちな現代の子どもたちを見ていて、
寂しい思いがしていましたが、このニュースは響きました
まだまだやれることはある。
私自身も自分が生きることに対して、もっと行動的にならなくては
そして、悲しい時はその感情を吐き出して破ればいいんだから