大地震から日が経つにつれ、被害を受けてない人たちは、生活を元に戻しつつあるころではないでしょうか?
たくさんの買い置きをしていたり、四六時中、報道番組を見ていた人も、普段のテレビ番組を見始めて、
だんだん普通の生活になってきていると思います。
被災していない人が、一緒になって落ち込むのではなく、元気であることが何より大事で、
その元気な力で、日本を盛り上げていくことが、何よりの復旧作業だと私は思います
私自身は今回の震災で、自分の中にはしっかり阪神・淡路大震災のトラウマがあったことを強く感じました
現地で起きている出来事が、まったくの他人事とは思えず、余震が起きてニュース速報の音がするたび、
必要以上の不安にかられました。
枕元に靴を置かないと眠れない日も続いたし、一人じゃ怖くて寝られず朝を迎える日もありました。
とにかく、震災の時に感じた恐怖が、まざまざとよみがえり、心臓がドキドキと不穏な音を立ててしまう・・・。
あの頃、固めてしまった心と体には、その時の記憶が刻まれてしまっている…
「トラウマだなあ」と思いながら、自分をほぐして、そこから開放していこうと思いました。
現地でも生活に必要な物資が、かなり届き始めている地域も増えてきました。
そこで大事になるのが、「心のケア」だと思います。
この地震によるトラウマが、少しでも軽減されるように、心を体から変えるのも、一つの方法です。
動物はおびえると尻尾を巻きます。
犬を見るとわかりますね?
機嫌が良ければ尻尾は振られているし、怖いことがあると尾を垂れ下げています
人間も心によって尾骨が変化します。
おびえがあると、尾骨が体の内にキュウッとおさまっています。
この尾骨をあたたかい手で、包み込むようにしていると、体が変わって、
少しかもしれませんが、ホッとできるでしょう
小さい子には、ぜひ、ママの手でやってもらえるといいなあと思います。
また、先日、新聞にも載っていましたが、
仙骨は交感神経が働きすぎると、仙骨の穴が固くなっています。
すると、副交感神経が働きにくくなり、不眠になります。
ですから、この仙骨に手をあてて温めることで、仙骨の穴が緩み、つかの間リラックスでき、
副交感神経が働きやすくなります。
寝やすくなるかもしれません。
全身をたっぷりほぐせると、きっと心も体もずいぶん楽になるのでしょうが、まずはできることから。
CMでも何回も流れている「あなたの手で伝えられること」。
まずはその手のぬくもりを、互いに伝え合えたらいいなと思います