明日は「星の時間」の本番です! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

高槻で指導している小学校の『オズの魔法使い』が、いよいよ明日、本番を迎えますラブラブ

今日はゲネプロ(本番どおりの練習のこと)をしましたが、とにかく子どもたちの頑張りに感動の一日でしたおぉ!


残念なことに、頑張って練習をしてきたカカシ役の6年生のタツヤ君(仮名)が、

インフルエンザになってしまいました風邪汗

インフルエンザだと一週間は学校にこれませんので、タツヤ君は出演できなくなったのです。

代役はトリプルキャストで前半のカカシをしている、同じく6年生のユウイチ君(仮名)がすることになりました。

(もう一人は3年生で、しかもつい先日までその子もインフルエンザで休んでいたので、

 ユウイチ君が一人で引き受ける結果になったのですほろり


みんなにタツヤ君が出られなくなったことを話し、

「タツヤ君が本番出られなくても、彼と共に練習を積み上げた一年は変わりません。

彼の思いもここにありますクマ」と伝え、ゲネプロをはじめました。


みんなは本番を目前に、今まで以上にエネルギーを発揮し、今まで中途半端な表現をしていた子も、

いきいきと本気の表現をしていましたきらきら!!

そして、代役をすることになったユウイチ君は・・・見事にタツヤ君の思いを胸に、

演技もセリフも、彼がしてきた雰囲気を受け継いで、演じているではありませんかビックリ

私は彼らの間にあった深い友情に胸が熱くなりましたラブ


休憩を挟んで、弱かった部分を小返しすることになったのですが、

3年の女の子が、私のもとに南の魔女のステッキを持って来て、

「先生がタツヤ君にな~れクリィミーステッキー・・・そしたら、タツヤ君が出られるでしょう?」

その優しさも、ステキですよねらぶ②


今までふてくされていた子が、ドロシーになったことでかわいく笑うようになった。

南の魔女をしたおとなしい女の子が、自信を持って、本来の柔らかな声を出すようになった。

家庭環境に悩む子が、いきいきと自分を表現できる場を持った。

声を出すことで、一年生の気持ちが一つになった。

先生と共演することで、今まで以上に先生とすごく仲良くなった。

足に軽い麻痺がある子が、カラス役で必死にトトを追いかける姿が危機迫る様子で、

彼自身にその自負があり、役割があることに充実感があった。

恐ろしい声を出すオズ役の子は、気が優しくておっとりしているけど、少しずつNOが言える息を体得した。

ヤンチャな女の子が、舞台でよりヤンチャに表現できるようになった。

歌う気持ちよさ、演じる楽しさ、踊る愉快さが全身を駆け巡るようになった。

・・・・・

まだまだ本当にたくさんの奇跡が、このミュージカル活動にはありました流れ星3


みんなが本気になって、生命を輝かすからこそ、こうして輝く瞬間を「星の時間」と、

私たち(ミュージカル広場の活動で)は呼んでいます。


明日はもっとすごい「星の時間」が訪れることでしょう黒用 流れ星